今回のユーラシア大陸・アフリカ大陸を通じて算出したものです。あくまで大まかな目安として参考にしてください。
旅のテーマを考えよう
旅人はテーマを持って旅をする人がいます。
例えば…。
- どれだけ走ったか(走行距離)
- 世界遺産巡り(何箇所行ったか)
- 世界各国の食事
観光地がメインになれば入場料も多くなります。どれだけ走ったのかという人は移動距離が伸びます。なので人によって予算は違うということです。
私は「格安で世界を駆け巡る」に絞りました。具体的には最短距離で世界遺産無視。宿泊先はコスパを重視した安宿を選び。食事に関しても物価が高い場所は自炊。アフリカなど逆に自炊が高くつく場合には屋台です。
上記を頭に入れて以下参考予算をご覧ください。
旅の予算
海外バイク旅での大まかな費用について触れて見たいと思います。ロシア・モンゴルまでは詳細にレシートを保存してましたが、ブログ執筆や動画配信で追っ付かなくなり断念しました。
以下予算合計については2018年〜当時の経験に基づいたものです。参考程度に留めてください。又、フェリー代金・ビザ取得費用・現地観光費・メンテナンス費用を含みません。
ユーラシア大陸 合計 100万円(期間 6ヶ月)
項目 | 予算 | 内容 |
---|---|---|
宿泊費 | 40万円 | 格安ドミトリー |
食費 | 30万円 | 自炊メイン |
ガソリン | 20万円 | ℓ150円、3万5千km、燃費26km計算 |
予備費 | 10万円 | 調整費用 |
ロシア通過後のヨーロッパ諸国では物価が高くなることを予想していたが、食費もパスタや卵を多用することで費用を抑えることができる。更に旅行者も多く素敵な安宿がブッキングコムで見つかるので重宝した。
アフリカ大陸 合計 86万円(期間 8ヶ月)
項目 | 予算 | 内容 |
---|---|---|
宿泊費 | 37万円 | 2人でシェア(単独なら2倍) |
食費 | 25万円 | 屋台メイン |
ガソリン | 14万円 | ℓ150円、2万5千km、燃費26km |
予備費 | 10万円 | 調整費用 |
アフリカでの宿代が誤算だった。外国人価格で高いのだ。幸い旅の相棒を見つけて折半できた。食費に関しては白菜が1玉10ドル以上と高価。自炊をするより屋台で食べた方が安くあがることが増えた。キャッサバを使った米のような主食は好き嫌いがはっきり分かれるだろう。
宿泊費用
毎日の宿代は予算で最もかさむ部分。安全を意識しつつも安く良い宿選びが重要になる。そちらに関しては別記事で解説しているので参照ください。又、ブッキングコムが利用できないアフリカ中部ではioverlanderが活躍します。アフリカへ渡航する方は事前に使い方をマスターしておこう。
大凡の予算としては以下を参考にしてください。
※2018年〜2019年
ガソリン
最初に入国したロシアが日本のレギュラーガソリンが半値の70円/ℓで衝撃を受けた。最も安かったのがアンゴラで30円/ℓ程度だった記憶。気をつけなければならないのが粗悪ガソリンを入れないこと。その辺は別記事にて触れているのでお読みください。
【北アジア】
対象国 | ロシア・モンゴル等 | 青色部分 |
---|---|---|
ゲストハウス | 500円〜 | ドミトリー(大部屋) |
格安ホテル | 2,500円〜3,500円 | 個室部屋 |
キャンプ場 | 不明 | ー |
野営 | 無料 | ロシアは注意が必要 |
ロシアの滞在費用もガソリンが安くて助かった。食事は店によって外人価格で請求されることがある。白飯の上にペラペラの肉が数枚で900円とか普通に高い。現地のロシア人に連れられて食事すると驚くほど安くて相場感覚が身についた。
【西アジア】
対象国 | ジョージア・アルメニア・トルコ等 | 緑色 |
---|---|---|
ゲストハウス | 1,000円〜 | ドミトリー(大部屋) |
格安ホテル | 2,500円〜5,000円 | 個室部屋 |
キャンプ場 | 不明 | ー |
野営 | 無料 | 比較的簡単 |
トルコは野営天国だった。特にシェル石油にはお世話になった。敷地内に必ず一定面積で芝生があるから快適なのだ。火器厳禁だと思うが、テントの裏でガソリンバーナーを使って調理してたのが懐かしい思い出。
【ヨーロッパ全土】
対象国 | ハンガリー・ポーランド・イタリア・スペイン・フランス等 | ー |
---|---|---|
ゲストハウス | 1,500円〜 | ドミトリー(大部屋) |
格安ホテル | 4,000円〜 | 個室部屋 |
キャンプ場 | 不明 | ー |
野営 | 無料 | 禁止エリア多数 |
ヨーロッパ諸国といえばシェンゲン協定。同協定には90日ルールがあるが、旅人達の中で裏技的なことがまことしやかに口伝えで教えてもらう。半信半疑なので信用せず90日を3日ほど超えてスペインから出国。タンジェからタリファへフェリーで移動。船上で出国スタンプをもらったが何もお咎めはない。
【北アフリカ】
対象国 | モロッコ・西サハラ・モーリタニア等 | 青色・緑色 |
---|---|---|
ゲストハウス | 1,000円〜 | ドミトリー(大部屋) |
格安ホテル | 2,000円〜 | 個室部屋・西サハラ |
キャンプ場 | 1,000円〜 | モーリタニア・ヌアクショットにて |
野営 | 無料 | 治安面で避けてください |
モロッコに入ってから交通ルールを完全に無視した人の飛び出しと危険横断が急増した。何度も肝を冷やす思いをした。モロッコでは自国の車両保険へ加入した。それ以降はセネガルの国境でブラウンカードへ加入した。
【西アフリカ】
対象国 | セネガル・ギニア・コートジボワール・ガーナ・ベナン等 | 緑色 |
---|---|---|
ゲストハウス | 1,500円〜 | セネガル以降なし |
格安ホテル | 3,000円 〜 4,000円 | シェア交渉が必要 |
キャンプ場 | 不明 | ー |
野営 | 無料 | 治安面で避けてください |
セネガルには日本人宿のシェ山田と和心が営業している。立地的にそんなに離れていないので、お客さんの入りによって選べば良さそう。ギニアへ出発してからは本格的なアフリカ大陸。ゲストハウスなどは皆無なのでiOverlanderを駆使しながら渡りきる。
【中部アフリカ】
対象国 | ガボン・コンゴ共和国・アンゴラ等 | ピンク色 |
---|---|---|
ゲストハウス | 見つからず | ー |
格安ホテル | 3,000円〜 | シェア交渉が必要 |
キャンプ場 | 不明 | ー |
野営 | 無料 | 治安面で避けてください |
コンゴ共和国の悪夢の3日間はアフリカ縦断では忘れられない思い出となった。悪路は当然のこと、●キブリ館での悪夢がトラウマになっている。
【南部アフリカ】
対象国 | ナミビア・ボツワナ・ジンバブエ・南アフリカ等 | 赤色 |
---|---|---|
ゲストハウス | 1,500円〜 | ケープタウン周辺・ジンバブエ |
格安ホテル | 3,000円〜 | シェア交渉が必要 |
キャンプ場 | 1,500円〜 | ナミビア・ボツワナはキャンプ天国 |
野営 | 無料 | 危険動物エリア禁止 |
ナミビアに入国してからスーパーで先進国を味わうことができた。白菜が一玉150円程度と気軽に買える価格帯になる。国内にキャンプ場が点在してる。首都のウイントフークではブッキングコムが利用できるようになり安宿探しには困らなくなる。隣国の南アフリカも含めてアドベンチャーバイクには最高の環境が整っている。
南アフリカの「喜望峰」直前に宿泊した宿が旅の中で最もコスパが良い体験もできたので触れておく。
海外保険には加入しよう!
交通事故や病気に備えて海外保険には必ず加入しておこう。どういった事例があるのか、保険会社の実例と知人の出来事について触れてゆきます。