思い出がたくさん詰まった我がテネレの引き渡し。とても名残惜しい…。
モンゴルの大草原をまた一緒に走ろう!
そんな誓いを立ててドナドナすることを決意した。
突然エンジンが始動できなくなった!
去る2021年6月に突然としてテネレが逝った。当時はガソリン被りだろうと安易に考えてた。少し放置してればそのうちかかると…。
1週間空けてもエンジンが始動しない。インジェクションだからガソリン被りの可能性は低かった。次はプラグを疑い新品へ交換してみる。が、結果は変わらない。次に疑ったのはバッテリーが劣化しているとエンジン始動しても継続しないこともあると聞いたのでバッテリーを新品へ交換。
なんか本格的に嫌な予感がしてきた…。
YSP川口の金さんへ連絡をとって様子を見にきてもらう。プラグからスパークしているか確認。「OK!」
慣れた手つきでセルを押してアクセルを回すとエンジンが始動した!が、カタンカタンと異音がエンジン音に混ざっている。
エンジンが逝った事実を告げられたのだ。
やめてーーーー!
頭が真っ白になった。一生大事乗る覚悟があったのでOHや修理を決断したのに。ヨーロッパモデルでパーツの入手も困難。テネレ復活への道は閉ざされてしまったのだ。
愛車の小傷には沢山の思い出が詰まっている
ベナンからガボンへ海上輸送する際にテネレを一本釣りされてフロントマスクを強打されたようで、ヘッドライトが曲がっていた。取り付け箇所の破損を確認。
業者へ指摘するも。「走れるから大丈夫だよぉ」って、お前が言うな!俺がいうセリフだろ!と言ったっけ。
ジョージア(旧:グルジア)へ滞在していた際にWTNJの小林さん(セロー)と合流。一緒にオマロという山岳地帯へ突入して転倒して破損。その内容を油性マジックで殴り書きした。
南アフリカのポートエリザベスでオーバーホールした。ギアが抜けたり、エンジンオイルがダダ漏れしたりと大きな出費と決断を要したっけ。
テネレXT660Zの各部分
「Forthirty」のステッカーは仲間が持ってきてくれたもの。池袋西口公園で集まって送り出してくれたっけ。今では懐かしいなぁ。
沢山の人から応援をいただいた。アウトドア系YouTuberのWinpyさんとは動画を通じて知り合い。琵琶湖でキャンプを予定していたが廃車となったらどうなる。
「Tokyo Fuckin City」はガボさんが取り扱うブランド。支援Tシャツを作ってもらったな。WestRideさんにはウェアを提供してもらって、旅では非常に助けてもらった。
「HARD BOP!!」はウメさんからいただいた。下のMMGさんはテネレ700とアフリカツインを乗っているYouTuberである。
毘沙門天浜へ行った直後に折れてしまったウインカー。修理しようとしてたらエンジンが逝って修理していない。
旅では毎日、このメーターを眺めながら走行していた。シガーソケットから給電。スマホナビもかなり日焼けして劣化している。
「Gopro session」専用リモコンを装着できるステー(左)。Voltageは電圧を表示してくれる。フォグランプがハロゲンなので電気がめちゃ食う。何度かバッテリー上がりを経験した。スペインのホセ氏がきを聞かせてくれて装着してくれたのだ。
その後、常時点灯していてもバッテリー上がりを心配しなくて良いようにLED化したっけ。
バーエンドも随分と錆てボロボロになった。
ガーディアンベルはウエストライドを通じた友人が贈ってくれた御守りである。道路に潜む悪魔を遠くへ追いやる力を持っている。ラッキーナンバー「13」を背負っている。
相棒タケヤンからチェーンメンテを教わった。しっかりメンテしてあげると6万キロだって大丈夫と語ってくれた。ホイールに装着している重さ調整。オフ車に付けるのは珍しいようだ。
テネレ復活でモンゴルを駆け巡る目標を誓った
モンゴルの滞在中の数週間は豪雨が続いた。大平原での「野営」が夢だったが実現せず。モンゴルへ渡りエンジンが復活したテネレでモンゴルを駆け巡るという目標を掲げることにした。