TENERE XT660Z
世界一周を決めるのに色々と悩んだ挙句、最終的に決めたのがテネレとのご縁だった。日本では正規取り扱いのない外車扱いの希少車両なのでメンテナンス・カスタムと国内で面倒をみるには不便が付きまとうことになった。
メタボンについて
Yamaha Journey Vol.27(YAMAHA公式サイト)
世界一周に選んだ2つの理由
①巨大燃料タンク
タンク容量が23リッター積載できるので、条件が揃えば連続渡航600kmを超えることが出来る。実績値:都市部を走る限り21km付近にとどまっている。
②積載量
200リッターを超える積載をしても走破性が高いと評判が良い。
走行インプレ
我が家へ来てから3,000km程度走ってみた。
はっきり言って遅いバイク。単気筒の振動が気になる。
見た目が奇抜だが乗り味はいたって地味といった印象だ。
【スペック表】
メーカー :YAMAHA
モデル名 :XT660Z tenere
排気量 :659.7cc
最高出力 :48ps(35.0 kw)/6250rpm
最大トルク :58.0Nm
圧縮比 :10.0:1全長 :2246mm全幅 :896mm全高 :1477mmシート高 :896mm
装備重量 :206kg
燃料容量 :23L
実は候補車両が他に2台あった
◆トライアンフ タイガー800XC
最後まで候補に残っていたのがトライアンンフのタイガー800XCだった。スタイルもエンジン音も自分好みだし、加速も申し分ないく程力強いと聞いていた。最終的に候補から外れた理由としてはやはり故障問題だった。一昔前のトライアンフにくらべたら、電子制御系に日本製品を使用するようになったことで信頼性が大幅に向上している。しかしニュートラルランプ異常等が4万km当たりでトラブルが発生するとネットでの書込みが目立っていた。更に連続渡航距離がテネレに比べても少ないことが最終的に諦める理由となった。
◆ドゥカティ ムルティストラーダ一
目ぼれに近いスタイリング、加速性能も申し分ない車両だった。選ばなかった理由としては、車両価格が高価だったことと盗難問題が残っていた。
◆セロー250
ヤマハのオフ車と言えば代表格にあるのが名車セロー。悪路へ侵入した時には、上記2台に比べてもはるかに軽く走破性や積載性に優位なのは明らか。実用優先として候補に挙がってはいたが、どうしてもスタイリングが好みでなかったこともあり候補から外れた。
◆TENERE XT660Z
【良い点】
・巨大燃料タンク(23L)
・積載量
・カッコいい!
【悪い点】
・足が短いこともあり、足付が致命的に悪かった。
・交換パーツが届くのに1ヵ月以上の時間が掛かる
・太ももに感じるエンジンからの放熱量が半端ない。
【総合】
評価(5段階):★★☆☆☆
足付が悪く乗り出す際には気を遣う車両。あまりお勧めできる車両ではない。私にとって致命的に足付がわるく、初日から右側に転倒したことがトラウマとなっている。この車両と相性が悪いのかもしれない。ただ足付が悪いだけかな。不安ばかりが付きまとう。