まいどメタボンです(@metabon1975)。
先日、こんなインスタグラムを見かけました。
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最初見たときにはピコグリル擬きの改良品かと思たけど、本家のSTC社から新発売された焚火台と知った。
ピコグリル498を色々と調べてみると大人気の398のアップグレード版と考えて良さそうだ。焚火調理をより楽しめる方向に改良が加わっている印象を持った。

ピコグリル398では焚火調理で火床からスピットまで距離が離れてて火力が届かないというのがユーザー共通の不満だったが、ピコグリル498では高さを2段階調整ができるうえ、天板が広くなったことで調理面積も広くなっている。従来の398と比較すると随所に違いがあるので、その全貌を明らかにしてゆきます。
ピコグリル498を購入検討している人
ピコグリル398との違いを知りたい人
ピコグリル498(スペック)
サイズ | 収納時 約35×25×1.8cm/組立時 約41×28×21.5cm |
---|---|
重量 | 約490g(本体) |
素材 | ステンレス |
付属品 | 収納ケース・スピット2本・日本語説明書 |
Picogrill498は調理のしやすさをより追求した
デザイン・重量・収納性に優れたネイチャーストーブです。
スピットまたはグリル網を使用すれば2段階の高さで調理が可能となっております。
出典:Pikari outdoor-shop
新作ピコグリル498 5つの特徴
- スピットの高さ調整機能
- 天板サイズが広くなった
- 天板が外れにくくなった
- 火床の位置が低くなった
- 足組変更で安定感が高い
1. スピットの高さ調整機能

ピコグリル498で特徴的な足組の形状が2段階の高さ調整を可能にした。直火から距離を置きたい場合には上にスピットやグリル網を乗せて焼き物料理を楽しむことができる。薪が熾火になったら下の段に位置を変えることで、煮込み料理や炊飯を楽しむことができる。
2. 天板サイズが広くなった


モデル | 天板サイズ | 重量 |
---|---|---|
ピコグリル498 | 横幅 41cm × 奥行き 28cm | 490g |
ピコグリル398 | 横幅 38cm × 奥行き 25cm | 365g |
天板のサイズがアップしたことで色々な恩恵が受けられる。
調理面積が広くなった

天板が広くなりスピットを乗せられるエリアも拡張されている。高さを変えられる2段階構造も加わり焚火調理の幅も広がった。
ピコグリル398で重宝していた、キャンピングムーンの軽量焚火グリル用ゴトクの流用ができないのは残念ポイント。
薪を多く乗せられる
天板が広くなったことで、薪を割らずに焚火を楽しむことができる。
3. 天板が外れにくくなった
ピコグリル398は長期にわたる使用で天板が外れたり、組立時に切り込みに足組パイプを差し込むことができなくなることがあった。新作のピコグリル498では簡単に外れないように切り込みの形状に変更を加わっている。
4. 火床の位置が低くなった
モデル名 | 火床から地面までの距離 |
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ピコグリル498 | 約 6.8cm |
ピコグリル398 | 約 8.5cm |

地面への配慮が必要
地面までの距離が6.8cmと近いので芝生の上などで焚火を楽しむには防火シートなど養生してあげる必要がある。
ピザ焼きができなくなった。
ピコグリル398は天板下にピザを差し入れて焼くことができたが、火床が低くなったことで絶妙な距離感が失われたのは残念ポイント。
薪を乾かす隙間が狭くなった

現地調達した朽木や薪が濡れていた場合には下のスペースに入れて焚火をすることで乾燥させることができたが、スペースが減ったので薪をそのまま下に挿入することができない。薪を並べた上に焚火台を乗せる等の工夫が必要となる。
5. 足組変更で安定感が高い
天板が広くなったことで足組も大きくサイズアップされている。先でも触れたけど、火床の位置が低くなり重量のある物を乗せても安定感がアップしている。最大で15kgなのでダッチオーブンを乗せても大丈夫。
焚火調理を快適にするオプションパーツ
グリル網
上部には2枚のグリル網が装着できるようになっている。焚火の火力があるときは上部で焼き物やクッカーをおくことができる。
熾火になったら498で特徴的な2段階高さ調節の下側にグリル網を移動させることで弱火料理が楽しむことができる。
Picogrill239/398/498にフィットするPicogrillのグリル網です。
Picogrill239/398には1枚、Picogrill498には2枚置く事が出来ます。
グリルトングと併用することで使いやすさが更に向上します。
出典:Pikari outdoor-shop
サイズ | 約30cm×16cm×0.4cm |
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重量 | 約 150g |
素材 | ステンレス |
グリルトング
グリル網を移動させるときに便利なのがグリルトング。野菜や肉を焼いてひっくり返すときにも大活躍する。トングの厚みも3mmと非常に薄いので収納袋へ入れて持ち歩くことができる。
斬新なデザインのPicogrillオリジナルのグリルトングは
食材や火床の木・炭を掴むトングとしての機能はもちろんのこと、
高温のグリル網(別売り)の移動や高さ調整が可能なリフターとしても
ご利用頂けます。
出典:Pikari outdoor-shop
サイズ | 約27cm×8cm×0.6cm |
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重量 | 約 45g |
素材 | ステンレス |
どこで買うのが最安値なの?
正規販売店から買うことが最安値で手に入れる方法だろう。
また、使い慣れているアマゾンや楽天からも購入が可能だよ。現在の価格差からいくと楽天は候補から外れてしまう。何故にこんなにも値段が違うのか不思議。
キャンプ道具収集家(FUKUさん)
ピコグリル焚き火台の新型が発売されました。ピコグリル498は従来品のピコグリル398に比べると、ちょっと大きくなって五徳の高さが変えられるようになっていました。
キャンプ道具収集癖があるとご自身でおっしゃっているFUKUさん。ピコグリル498を購入して興味深いレビューをされています。個人的にも非常に参考になることが多いユーチューバーさん。
まとめ

ピコグリル398と新作の498を比較してきたけれど、ソロキャンプやブッシュクラフトを楽しむ人にとっては軽く、焚火調理に振り切ったピコグリル498は魅力だろう。収納サイズは従来の398とさほど変わらないので追加購入しても収納場所に困ることはない。
それにしても焚火台一つがこんなにも注目されることが過去あっただろうか。軽くコンパクトで薪を割らずとも焚火の炎も焚火調理も楽しめるデザインは秀逸である。
