人生初の川渡りを終えて無事に到着した。腰までの深さと脅かされたが、実際は膝上5センチくらいだった。パニアケース、トップケース、リュックの全てをトラックに預けているので川渡りだけに集中できたかな。全部積載していたらまた話は違ったかも。
げっ、ガソリンが足りない!!
アルタイへ突入する前にガソリンを給油したのだが足りない状況。実はロシア入りしてからガソリンは「95」を入れていた。テネレ乗りの味戸さんから「92」でも大丈夫とアドバイスをもらっていた。又、92以下しかないタイミングも重なり給油することにした。
ガソリンを3リットルくらい入った時点で臭いが変だということで中止した。利用頻度の低いガソリンスタンドだと、劣化が激しいこともあると聞いていたからだ。今振り返ってみれば問題ない臭いだったが、最初ということもあり神経質になっていた。
アルタイまでの道のりをグーグルマップで確認すると幹線道路と同様に太い道となっていた。距離も長いし、ガソリンスタンドがあると思い込んでいた。結果、ガソリンが足りなくなってしまったのだ。
最寄りの過疎りんスタンド迄は130kmと聞くが、残りのガソリンを考えても50kmー100kmが妥当。賭けになるので自走は却下。村でガソリンを分けてもらえないか探したが、車もバイクも全てディーゼル燃料をつかっているのでガソリンは何処にもなかった。みかねた住民がトラックで運んであげると助け舟を出してくれたので、お願いしすることにした。
手慣れた手つきでバイクを乗せていく。
バイクを見た子供達が集まってきた!!
自分でエンジンを弄るほどにバイクが大好きな青年。とても好感を持てる男の子だったな。
写真撮ってとせがむ子供。
次は俺だと、順番待ちができた。
お菓子買っておけばよかったな。。
全員入り切らないけど、記念にパチリ。
この後、子供達に見送られて最寄りのガソリンスタンドへ向かった。
次回へ続く。
どこにいっても、親切さに日本でつかんだ
常識変わってきますよね。感謝です。
人との関わり方の距離感が全然違って、大切なことを思い出させてくれる感覚が何度もありました。
まだバイク旅も緒に就いたところ、神経質になるのはしょうがない。それでもメタボンさんは大胆だと思う。ガソリンのこと、渡河作戦のことなど、硬軟織り交ぜて初めてまともに向える、そんな感じがした。
どこでも、子供らには癒されるね。でもね、中には悪意のある子もたま~にいますからね。その場面に出くわした時の落胆、反動は半端ない。それも旅には付き物ぐらいに考えんとね。
コメントありがとうございます!
実際にモロッコのマラケッシュにて経験しました。
子供達がガイド料と模して騙そうとしてくるのです。
ブログには公開してませんがこんな感じでした。
あまりにショックで文章にして書き残してましたw
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シャウエンを出発して2日後にマラケッシュの旧市街手前に到着した。タケヤンからは事前に、「中にはバイクは入れないと言われても先に進める」と謎のメッセージをもらっていた。振り返って思う事なのだが、彼は詳細説明が無いことが大多数でエライ目に遭うことがある。旧市街を入って行くと若者が片っ端から「CLOSE」と声を掛けてくる。最初は発音が悪いので何を言っているのかわからなかった。身振り手振りすることで解釈が追いついてくる。如何わしい雰囲気の彼らを徹底無視して先にすすむ。想像絶する混雑が待っていた。自転車・バイク達が人が歩くのも気を使う大混雑の中を器用に行き来している。俺の荷物満載のテネレがゆっくりと中心部へ向けて流れ込んでいく。道中、腕を掴みながら「CLOSE」と言われると不快でたまらない。パニアケースの上に括り付けた荷物にも意識を向けながら先に進んだ。スマホナビに従ってRaid House 13付近へ到着するが目的のゲストハウスはない。道のど真ん中だったので脇の小さな路地へ入ってエンジンを切る。小学3年生ほどの背丈の子供が丁度反対側からやってきた。ダメもとで彼に聞いてみることにした。すると幸運にも彼はゲストハウスを知っているというので案内について行くことにした。小走りで進んで行く。少し離れたところにくると、少年は年上の青年と会話を始めた。年頃にして16,17才程度だろうか。話を終えると少年は先に進む。すると後ろから青年が一緒になって付いてきた。こいつは金目当てだなと直感した。バイクを停車させて、少年に任せてるから付いてくるなと伝える。すると彼は俺の弟だという。小さい少年の顔をみると表情が曇る。嘘だと直感した。更に強く付いてくるなと念を押す。再度走り始めた少年の後を追う。サイドミラーで後ろを確認すると先程の彼も車の影に隠れて付いてきている。腹が立ってきたので再度停車する。さっき付いてくるなと言ったよな?と告げると。するとチップをくれと言ってきた。お前にやる義理も必要はない。少年に幾ら渡すのだとチップの金額を聞いてくる。お前に教える義理はない。無視して少年を先に行くように指示する。何処へ行くのだろう。スマホナビは目的地到着に伴い終了している。彼を信じて進んできたが、先程の場所からかなり離れてきている。少年は突然として止まり、この先の行き止まりを右に行けばあると言ってきた。こんな場所へ連れてきて、あとは自分で探せとはないだろうと思った。チップを渡すことにしていたので、最後まで付き合うように伝える。すると少年は何処へ行きたいの?と聞いてくる。おいおいおい!ここまできたけど何処にも連れてこうとしてたわけ?意味がわからない。少年は当てにならない事を悟った。もう夕暮れを迎える時間になる。暗くなる前に到着したいところだ。もう一度スマホナビで探そうと考えて彼にチップを渡そうと財布を開くと、先程の青年が現れた。いつまで邪魔するのだろう。存在を無視して少年に小銭を渡すと押し返してきた。俺は彼の良心で案内したのだからチップは不要と解釈した。後から現れた青年が突然として「俺たちは子供じゃない!もっと寄越せ!」と口を挟んできた。はっと我に返った瞬間だった。少年は金額が少ないから突き返してきたことに気が付いたのだ。もう一体なんなんだ!!苛立ちが頂点に達しそうだ。自分の癇癪に任せて2人を罵倒した。ヘルメット越しに怒りの表情を察したのか。彼らがトーンダウンした。もう用はないと思い無視して走り出す。サイドミラー越しに後ろを確認すると少年が手を降って追いかけてくる。停車すると手を差し出して、さっきの金額でいいから頂戴と乱暴に手を差し出してくる。コイン一枚を握らせてその場を去った。
もう一度、スマホナビを設定し直して目的地を目指す。すると先程とは別の位置からアプローチしたので別の場所に出てきた。旧市街は入り組んで道が隣り合っているので位置がズレる事もある。エンジンを切り、更に細い路地に目を向ける。すると別の青年が現れた。先程の件もあるので無視。しかし彼は日本人宿を探していることに気づいて、目の前の何も書かれていないドアをノックした。すると日本人オーナーが顔を覗かせて出迎えてくれた。ドアにも何も記載がない。どうやって辿りつけばいいんだろと不思議に思う。後から数ヶ月ぶりに再会となるJO氏が顔を見せた、後に続いてタケヤンが出てきたのである。しかしここでまたトラブルが発生した。目の前のドアをノックした青年がチップを請求してきたのだ。俺はとっさに場所も特定されているし、バイクに何かされても困ると思い、小額紙幣を手渡した。すると先程と同様に俺は子供じゃないからもっと寄越せという会話の流れに巻き込まれた。目の前のドアをノックしただけだろ!という気持ちを抑えながら対応する。実は宿のオーナーも接見直後、彼にチップを渡して欲しいと言われていたのだ。見かねたJO氏が青年に対してチップなんて不要だから去れと言っている。それを聞いた青年は激昂して2人で一触即発状態になってしまった。もう俺はバイクに悪戯されないように立ち去ってほしい。もう一度、彼に同じ小額紙幣を渡すと「貴方はいい人間だと」口にして街に消えて行った。マラケシュの若者には要注意だな。こんなことでいちいちチップを渡してたら持ち金なんてすぐに消えてしまう。とは言っても恨みを買われてバイクに報復されるなんて真っ平ゴメンだ。既にJO氏はジョージアで購入した車のタイヤを横から切り刻まれてパンクしている。俺の予感通りの状態になっていた。マラケッシュのゲストハウスには駐車場がないので離れた場所にある有料駐車場を利用することにした。