ナミブ砂漠へ突入した!

ナミブ砂漠の入口ゲートから程近いキャンプ場へチェックインして素早くテント設営。
砂丘を見に行くためにパニアケース等の重い荷物を取り外してテント内へ格納。
砂丘を走れるのでワクワクしているタケヤンと共にゲートへ向かった。
バイク進入禁止

意気揚々とバイクを入口ゲートへ持ち込むと、
ゲートのスタッフが入場できませんとお断り。
えーっ、聞いてないよー!
先日のエトーシャ国立公園といい、ナミブ砂漠まで…。
互いに課した役割分担、タケヤン頼むぜ…。
どうやらバイクの松尾さんが走ったことがあると情報を得ていたようだ。
ただスタッフにいくら聞いてもいつ頃からバイク進入禁止なったか不明。
というか、行ってみて思うのがバイクは無理でしょ。
尚更、松尾さんのワルキューレが走れるわけがない。
個人ツアーガイドを利用した
2人で困っていると、入口スタッフが現地ガイドを紹介すると言ってきた。
値段確認すると400ナミビアドル程(日本円換算で3,000円程度)。
まぁ、良心的な値段なんだろう外人価格でキックバックがあるのだろう。
既に来てしまったので、渋々ツアーに参加することにした。
彼が携帯で連絡すると、間も無くピックアップトラックが現れる。

ガイドとなるドライバーに料金を確認すると了承した。
出発する寸前に”料金は前払い”と執拗に言ってきた。
ツアーが終わってから支払うとキッパリ断った。
それでもウダウダ言ってるから、
少し強めに「俺は日本人だから信用しろ!」と言う。
向こうも渋々、車を発進させる。
今考えると、出足から雲行きが怪しい…。
料金トラブル発生
入口ゲートから進むこと数十キロ過ぎたあたりにくると…。
黒人ガイド
この先に駐車場があるけど400ドルではそこまで。
それ以上先にある砂丘に行くには別料金だ!
ヌケヌケと平然とした顔で言ってきた💢
くぅ〜っ、超ムカついた!
俺がハンドルを切って強引に路肩に車を停車させた。
こっちも舐められては困ると猛抗議!!
最悪、降ろされてヒッチハイクするしかないと覚悟する。
最後は剣幕に引いたのか、チップが欲しいと苦笑い。
でもさ、何一つ周囲の解説があるわけでもなく到着前からチップってなに?
チップの意味知ってるかアホ!
それにしてもやり方が汚い。
過去にも沢山やってきたのだろう。
先に料金を支払えと言ってきた手口が見えてくる。
先払いしまうと手前の駐車場で終了。
支払わなければ先に進むこともない。
金返せも無理。
困った状況を引き寄せて、お金を引き出す作戦だ。
今考えてみると、ゲートスタッフが幾ら支払ったか聞かれた。
料金によって彼の取り分割合があるのだろう。
ナミブ砂漠へ向かう

気分を変えて先に進もうとするが、険悪ムードは消えない。
タケヤンは我知らずで、撮影に没頭してるしw

仮にバイクOKだったとしても、
荷物無しでも厳しい深さだな。
この風景を見てると、モンゴルの悪夢が蘇ってくる。
こんな感じの砂地を延々とコンボイに挟まれて走ったw
あの時は頑張ったな!

深い砂地をグングン進むと一台のキャンピングカーがスタックしている。
前後に動いているけど、さらなる深みにハマっていくように見える。
すると、黒人ガイドが助けに行くではないか!?
あれっ?
お前、いい奴じゃん!!
この出来事を境に、険悪ムードが消えた。

ガイドが運転を変わるがやはり抜け出せない。
今度は牽引することで脱出に成功した!
ビックダディへ到着

ナミブ砂漠で一番大きい砂丘に到着したが、
タケヤンが求めていた場所とは違ったようだ。
互いに地図を見せ合っていたけど、
アフリカ人は地図が読みこなせない人が多い。
今回もそれだったのだろう。

歩いて登ることができる。
画像で見て取れるかわからないが、砂丘の上に人が歩いてる。

手前の自然が作り出す波模様が美しい。
早々に引き返して、本命の場所へ向かうことにした。

ガイドはハンドルを左右に動かしながら先に進んで行く。
スタックしないための運転技術なのかもしれないね。

さて、本命の場所に到着した。
DEADVLEIと書いてある。

デブの俺にはキツイ砂丘を登って行く。
砂丘の上には白人達が遠くを見渡してる。
高齢者にとっては厳しいだろうな。

砂丘の奥には水があったであろう干からびた池の跡地がある。
昔は力強く育っていただろう木々達が今では干からびている、

なんとも言えない不思議な空間となっている。
ポスターやカタログなど撮影に選ばれているそうだ。

ダリを知らない癖に、彼の絵を連想してしまう。

木が踊っているように見えてくる。

テレビCMで見かけた、熱くて足を交互に持ち上げるトカゲを見たかったけど居ない。

カラカラに乾ききった地面。

昼間は暑くてたまらないけど、夜になると寒さが忍び寄ってくる。
時間にして1時間程度だろうか、撮影を終えてピックアップトラックへ戻る。
帰りは日が傾き始めて、砂丘がさらに赤く染められて綺麗だった。
キャンプ場へ戻った

宿へ戻ったので、パニアケースなど元どおりに戻す。
あれっ?
パニアケースステーにクラックが入っているではないか!!
ウイントフックのYAMAHAディーラーで直してあげよう。
明日の長距離ダートに耐えられるのか不安が残るが仕方がない。
毎回思うことだけど、こんな重い荷物をずーっと背負ってくれて感謝。
この先も大事に乗り続けてやろうと思い直す瞬間になってる。

前日のキャンプ場は電源がなかったので充電ができなかった。
ここは二つも電源があるので嬉しい限りだ。

タケヤン宅はコールマン。
明日は首都のウイントフックへ戻ることになる。
まずはバイクの修理が最優先だな。
次回ブログ更新をお楽しみに♪