長時間に渡りクラッチ操作していると左腕の筋が痛くなってしまう。クラッチの握りが軽くと評判のワンフィンガークラッチを導入しました。
- 長距離運転で左腕が痛くなる人
- アクセルターンを楽にしたい人
「通常品」は純正クラッシュガードと干渉するので「対策品」を購入しました。後述するので最後までお付き合いください。
通常品と対策品の2種類あるので注意!

通常品には3つの穴が空いており、穴の位置を選ぶことでクラッチの軽さを3段階調整ができる優れものです。

比較表 | 通常品 | 対策品 |
支点から奥側 | 37% | ー |
支点から中央 | 30% | ー |
支点から手前 | 18% | 18% |
純正クラッシュガードを装着している人は対策品を選ぼう

上記画像は対策品だがギリギリのクリアランス。通常モデルはプッシュレバーの長さがあるので純正クラッシュガードの付け根と干渉してしまう。
上記画像の「対策品」は厚木のBONSAI MOTOで購入した。
通常品と干渉しないお勧めクラッシュガード
通常品の装着にも干渉しないので、クラッチを最大37%軽くすることができる。
転倒による車体への破損を恐れる人は“OUT BACK MOTORTEK製“のクラッシュガードがお勧め。
「THE SEKKER 2」でポルタレス氏が同じものを装着している。
ワンフィンガークラッチ取付に必要な工具

- スナップリングプライヤー(必須)
- ラジオペンチ
- 六角レンチ(5mm)
- スパナ(12mm)
- マジックインキ
- パーツ入れ(磁石)
ワンフィンガークラッチの取付手順
先ずは動画を視聴してね!
ヒートガードを取り外す

六角レンチ(5mm)を使ってビスを外す。注意点は長さが違うものが含まれるので、位置関係を覚えておきましょう。

純正プッシュレバーが装着されている本体に沿ってマジックで線を引いておく。ワンフィンガークラッチ装着の際に少し時計回り(右)に角度をつけて装着するための目印とする。
クラッチワイヤーを取り外す

スパナ(12mm)を使ってネジを緩める。

「太鼓」と呼ばれる箇所はワイヤー側の薄い鉄素材の板を指で上に曲げて取り外します。
スナップリングを外してプッシュレバーを取り外す

上記画像はクラッチワイヤーガイドを取り外した画像です。スナップリングとプッシュレバーの取り外しは動画をご覧ください。
ワンフィンガークラッチのプッシュレバーを装着

マジックで線を引いた位置より右時計回りに少し回してプッシュレバーを装着。

最初から装着されていたリターンスプリングを流用します。ワンフィンガークラッチのプッシュレバーの側面に空いている穴に挿入して組み付けます。
ワイヤー調整して完成

交換したプッシュレバー側のワイヤー調整は自転車のブレーキメンテナンスができる人にとっては簡単な作業です。

クラッチワイヤーガイドはクラッチワイヤーへ負担が掛からないように、使う3つ穴の位置に向けて直線になるように調整してください。

後は余っているワイヤーを引き延ばし調整すれば完成です。クラッチが程よく繋がる状態にするにはクラッチレバー側の隙間を3mm程度がちょうど良い。
取付の難易度は低いです!
装着後のインプレッション
アクセルターンを楽にしたい人や握力に自信のないライダーにお勧めできる商品です。
純正クラッチ操作よりも18%も軽くなりました。装着後に幾度かロングツーリングへ行きましたが、長時間運転で腕が痛くなる症状が改善されました。
クラッチの操作感ですが対策品(18%)は純正と変わらないです。通常品(37%)では半クラッチ操作が繊細になるかと思います。
参考になれば幸いです👍
スナップリングを紛失して泣きを見るより、専用工具を使う方が安全で早いです。