気持ちの良い朝を迎えた。昨晩は湿度が高くて寝心地が悪かった。
雨も降らないのでフライを使わずに簡単設営。バンドックソロドームの設営は5分もかからず野営に重宝してる。フルメッシュなので結露も皆無でかなり涼しい。
奥米隧道は心霊スポットだった
三島湖の南側に位置している奥米隧道。写真は奥米橋から侵入して抜け出たところで撮影。素掘りのトンネルなので雰囲気がある。
ゾゾゾでやってたの思い出した…。
トンネル手前には朱色が鮮やかな奥米橋がある。心霊スポットでも有名。周辺は少し寂しげな雰囲気が漂っている。
奥米隧道は昭和28年に建造された。元は一つのトンネルだったが、崩れたことを機に分断工事が施された。
タケヤンが撮影してくれた一枚。幽霊が映ってなくてよかったw
写真では内部にむけて大声で叫んでみる。
心霊スポットでも有名(ゾゾゾ)
朱色で鮮やかな奥米橋だが、周辺は寂しげな空気が漂っている。深夜や冬の曇り空ではさらにどんよりた重い空気に包まれそう。
囁かれる心霊現象
謎の声が聞こえたり、貧しい身なりの男性が目撃されているそうだ。三島湖で水難事故に遭った男性だろうと言われている。
ゾゾゾの落合さんが凸した横穴。トンネル内に入り込んだ水を排水するための溝ということだ。詳細はゾゾゾをご視聴ください。
亀山湖畔公園では野営禁止
野営地探しで訪れた亀山湖畔公園。入口付近には駐車場が完備されている。
青々とした芝生が広がり、釣り人以外の客は少なめ。左奥にはにはデイキャンプしている家族がいた。日帰りならば目をつむってくれるのかも。
案内看板の注意書き
「野営(キャンプ)等しないでください」と非常に残念な案内が視界に飛び込んできた…。
公衆トイレと水場
野営はできないが、せっかくなので周辺を調査してみた。
水が確保できるので便利だろう。
日蓮宗の大本山『清澄寺』
次に訪れたのが清澄寺。参道入口の駐車場から200mほど進むと現れる。
仁王門は少々剥げが目立つが荘厳である。
文久3年(1863)に建てられたもので、左右の金剛力士像はお寺のガードマンの役目を持っています。 正面に向かって右の口を開けている阿像(那羅延金剛)は一切の法の最初を表し、左の口を閉じている吽像(密迹金剛)は一切の法の窮極を表しています。
出典:清澄寺
仁王門を抜けて左側には本堂が構えている。いくつかの階段を登ってたどり着く。
手前には名称がわからないが焼香台であろうか。「トーハツ」と珍しく名前入り。
本堂正面へやってきた。
お堂の中央には虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ、その両側には日天子、月天子を祀る。さらにその外側には不動明王と毘沙門天を祀り、正面右手奥には六老僧の一人・日向上人、左手奥は妙見菩薩 みょうけんぼさつの遥拝所としている。更に左手手前には位牌堂を安置し、建物回廊右側には閻魔堂 えんまどうがある。
出典:清澄寺
近くへ寄って本堂を見上げてみる。
お香の香りは薄く、建築材の匂いが本堂から香ってくる。落ち着く香りである。
手前の賽銭箱の脇に「厄割り玉」があった。一つ200円で厄が落とせるならありだろう。今回は2人共にパスした。
日頃の不安や悩み事を厄割り玉に思いを込めて、中央に配置されている岩に投げつける。気分もスッキリだね。
こうやっていつも撮影してるよw
祖師堂
本堂を正面にして左手には祖師堂がある。
お万の方の奉納とされる日蓮聖人像を祀っている祖師堂は、建築家内井昭蔵氏が法華経の世界観、日蓮聖人の軌跡を設計に取り入れ、日蓮聖人聖誕750年慶讃事業として昭和48年に完成した。
地面から2メートル近く上がっている床は、お釈迦様の神通力によって空中で法華経が説かれた虚空会 こくうえ を表している。堂内の2本の柱は、「妙法」の二文字を表し、その2本の柱の上部はそれぞれ3本の柱からなり、合計6本の柱となっている。この「6」とは、日蓮聖人の本弟子六老僧を表している。
出典:清澄寺
清澄の大スギ『千年杉』
境内を散策していると「千年杉」が目の前に現れた。樹齢は800年で高さは45m。
大正13年に国の天然記念物に指定されました。高さが約47メートル、幹周りは約15メートルあり、樹齢およそ800年といわれています。昭和29年に発生した台風により、並んで立っていたもう一本の大杉が倒れ、現在残っている大杉の南側の枝を落としてしまいました。
出典:清澄寺
近くへよってみると幹の太さがすごいことになっている。上部からの木が下に垂れ下がっていてなんとも言えない。精霊が住んでいるような気さえする。
当初は2本の大杉だったが、昭和29年の台風で倒木してしまったようだ。南側には衝突した痕跡が見て取れる。
千年杉にも負けるが独特なオーラを放つ巨木がある。
巨木の根っこには綺麗な「しまとかげ」がチョロチョロと動き回る。
清澄寺へのアクセス
清澄山道ループ橋
清澄寺から遠くない場所に貴重な「清澄山道ループ橋」がある。
あっけなく終わってしまう清澄山道ループ橋。伊豆の「河津七滝ループ橋」には叶わない。
共栄・向山トンネル
共栄トンネルの内部はライトアップされており「緑色」が壁面に照らされている。日中なので上部の穴から覗く木々の緑とマッチして幻想的。
トンネルを抜け切った出口を撮影。内部のライトアップが微かに見える。
わぉ、幻想的…
稲川淳二の「恐怖の現場」で以前見かけたことを思い出した。千葉には素掘りトンネルを始め数多くのスポットが点在している。
房総半島の野営ツーリングは続くよ。次回は月崎トンネルへ向かいます👍