まいどメタボンです(@metabon1975)
先日、こんなツイートをしました。
モンゴル滞在中にお世話になった味戸さんと久々にメッセンジャーで会話した。中でも「Rally for Rangers」という活動を知って非常に興味をもった。
YAMAHA Moving You Vol.9
「Vol.9 タフネス。大地を護る。」
モンゴルの大自然を守り続ける森林警備隊
モンゴルに点在する99か所の国立公園。その美しい自然を密猟者や違法キャンパーたちから護るのは、全国に約400人いると言われるレンジャーたちです。過酷な環境の中で暮らしながら、広大な国立公園のパトロールを展開する彼らの機動力は小型のワークバイク。NGO組織モンゴルエコロジーセンターによって寄付された「AG200」の調査のため、ヤマハの国際協力グループのメンバーが1年ぶりにフブスグル湖を訪れました。
出典:YAMAHA Noving You Vol.9
モンゴルに点在する121箇所の国立公園(2021年現在)。その美しい自然を守るために日々活動している森林警備隊。「RALLY for RNGERS」では命がけで守るレンジャーに信頼をおけるバイクを届けることを目的としている。
信頼できるヤマハ「AG200」の存在
AG200は、農地を走れる、頑丈で修理のしやすいバイクとして、オーストラリアで誕生した。
引用:Moving You Vol.9
極低速トルク、低排気ガス、フルチェーンケースなど、草原で仕様するための様々な工夫を凝らしたAG200は、現在、農場のみならず、国際機関のミッションでも活躍している。
スペック表
全長×全幅×全高 | 2160×930×1155mm |
ホイールベース | 1345mm |
シート高 | 830mm |
車両重量 | 128kg |
エンジン形式 | 空冷4ストOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 196cc |
ボア×ストローク | 67×55.7mm |
最高出力 | 14.3PS/7500rpm |
最大トルク | 1.5kgf・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 10L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 80/100-21・4.10-18 |
ブレーキ形式(前・後) | ドラム・ドラム |
AG200の「AG」は「Agriculture=農業」の略で、農作業用に重宝されている。馬代わりという意味を込めて「ワークホース」と呼ばれることもあります。
AG200が開発されたのは1983年。海外では今もなお生産が続いているロングセラーバイク。TX200がベースとなっており、日本で馴染みのあるセローやTWの遠い親戚にあたる。
モンゴルなどの広大な草原を駆け巡りやすい仕様となっており、低速での扱いやすさと力強さを意識して超ローギアードである。又、過酷な環境下でも耐えうるタフさを兼ね備えている。
アフリカ、オーストラリア、ラテンアメリカ、ニュージーランドなどで販売中。
「レンジャー活動に使用されている中国製のオートバイの傷みがひどく、交換部品の入手にも苦労しているようだ」。こうした声をキャッチしたNGO組織モンゴルエコロジーセンター(MEC)が、レンジャーたちの活動を支援しようと世界に向けて寄付を呼び掛けたのは2014年のこと。これまでに2度、ドナー代表者たちによって自走でオートバイを届ける「RALLY for RANGERS」が開かれ、合わせて35台のヤマハ「AG200」がフブスグル湖で活躍するレンジャーたちに贈られました。
出典:YAMAHA Noving You Vol.9
RALLY for RANGERS
2016年プロジェクト開始から累計80台を寄付している。国内レンジャーが400人ということで320台が残されている。世界のモータースポーツ愛好家が実際にモンゴルを走ってもらい、レンジャーへ届けることに価値があります。
主催するモンゴルエコロジーセンターから「AG200」を購入。
参加費用1000ドルを負担して参加します。
※一般人も参加が可能です
現地で影から支え続けるひとりの日本人
海外ツーリングで立ち寄るべき整備工場として過去に幾度も紹介しているリラックスハウスを運営されている。主にヨーロッパ諸国からやってくるツーリストの車両メンテナンスが主な仕事だが、修理中の数日を快適に過ごせるようにとゲストハウスも運営している。多様な国籍のツーリストが集まることで様々な情報交換が可能。
東海大学工学部動力機械工学科1992年卒業、三菱自動車工業株式会社のモータースポーツ部門RALLIART INC.に18年勤務、パリダカール・ラリーWRC等モータースポーツのマネージメント及び専門部品の企画・開発、ドライビングインストラクター等を行う。
また1998年からSpiritを結成、海外ラリードライバーとしてFIA公認クロスカントリーラリーで多くの実績を残す。その後、富士重工業株式会社(SUBARU)子会社スバルテクニカインターナショナル(STI)海外営グループで専用部品の開発・
販促活動を行う。
2010年12月モンゴル国首都ウランバートルにて、二輪・四輪自動車の安全及びメンテナンスをサポートする「AJ Spirit Co.,Ltd」を設立。日本での自動車関連のネットワークを活かし、モンゴル国にて「ECO&SAFETY DRIVE」をテーマに、自動車への環境対策、自動車の定期整備の啓蒙、信頼ある部品等の供給を行う。
モンゴル国ウランバートルのメンテナンスガレージでは、「OASIS」というゲストハウスで世界28カ国から訪れる海外の二輪・四輪自動車のメンテナンスを行う。ヤマハ発動機 YAMHA MONGOL(PROTEC L.L.C.サービス顧問)のアドバイザー、YAMAHA YTAーOMODO TECを取得した整備を行う。