先日、ツアラテックジャパン主催の朝練に初参加してきました。その際にサポーターとして活躍していた黒ヤギさん。当日は転倒したバイクの引き起こしなど色々とお世話になりました🙏
跨るテネレ700にはチタン製のHP Couseハイマウントマフラーを装着。とても気さくなお人柄だったこともあり、インタビューさせていただきました😆
- テネレ700の購入を迷っている人
- 他のバイクと迷って決められない
- ワールドレイドを販売して欲しい
【No.5】黒ヤギさんにインタビュー
名前 | 黒ヤギ |
年齢 | 40代後半 |
身長 | 178cm |
職業 | 自営業(デザイン業) |
バイク歴 | 10年 |
過去の所有バイク | W650、NC700X、W800 |
情報発信 | なし |
テネレ700を選んだ理由を教えてください
本当になんとなくです。当時ちょうどヤマハディーラーにテネレ700の在庫があり、物珍しさも手伝って購入に至りました。
当初はネイキッドを予定してましたが「大きなバイクは歳を取ると辛くなるかも…。」と考えて、乗れるうちに乗っておくべきだと思って購入を決意しました。
100点満点でいうと何点ですか?
95点の理由
大きな車格だが他社競合と比べても比較的軽い車体。シンプルな構成。唯一無二のデザインだった。人生初のオフ車ということで、テネレと共に沢山の経験を積んでスキルアップしてゆきたい。
テネレ700の良いところ
電子制御のないシンプルな構造であること。その考え方と思想的な所も含め私の好みです。よくセローに例えられますが、見た目のアグレッシブさと裏腹に意外と素直な特性。
前から見るとスラっとしててスリム、かつクモのような感情のないクールな四眼。デザインが特に秀逸だと思います。
練習でコケまくるので外装が安価な無塗装の樹脂製なのは精神的に良いです。
テネレ700の悪いところ
黒ヤギさんからは3つの指摘がありました!
マフラーの位置とマフラーハンガーの強度不足
マフラーハンガーが転倒の衝撃で曲がる事で内側に入ったマフラーがスイングアームに干渉してしまう。ここは改善して欲しい。
フラットシートだが意外と位置が固定される
意外と位置が固定されるシート形状。可能であればもう少し前に乗れると最高なのに…。
改善したところ
マフラー周りの不満はハイマウントマフラー化で全て解決。右側に転倒してもステーには影響はなくなった。
HP Corseのshort titaniumはサイドパネル内側に配置するので転倒によるダメージリスクが大幅に減った。更に軽量化にもなるのでお勧めのカスタムです。
個人的に真似したいカスタムです👍
ご自慢のカスタム(こだわり)
思考を凝らしたカスタムは非常に参考になるものばかりです。
自作マップホルダーステー
ラリーコンピュータをスマホアプリで運用する為に自作したマップホルダーのマウント。
マジックテープ止めなので取り外してコマ図を巻くことができる。
クアッドロックへスマホを装着すると、太陽光の反射で前方が見えづらくなるので移設を予定している。しかしハンドルバーへ移設するとスタンディングポジションで見えづらくなるのが悩みどころ。
自作トグルスイッチステー
南海部品のマルチホルダー。パイプが中空なので終端にワッシャーを接着してそこにコマ図を動かすトグルスイッチを設置。個人的にナイスアイデア、ローコストかつ操作性も上々。
スマホのラリーコンピューターを操作できる中華製のBluetoothリモコンがとても便利。ダイカンヤマエーバイクさんのアイデアを参考にしている。
SW-MOTECH SYSBAGS × SLCマウントシステム
SW-MOTECH SYSBAGS とSLCマウントシステム。成形樹脂のソフトパニアはある程度詰め込んでも金属パニアケースに比べて融通が効きく。中身が空っぽでも形を維持してくれる優れもの。SLCシステムはバッグを外した時に軽量コンパクトで気に入ってます。
Active製のナンバーウインカー
元々はハイマウントマフラーの排気からウィンカーを逃す為のカスタムです。Active製がスマートみえるので採用。ナンバー裏に配線が通っているのが不安材料。オフ車で実装している人が少ないので耐久試験も兼ねて運用中。
排気口が近くてリアウインカーが溶けちゃうん…。
ツアラテック製のヘッドライトガード
ツアラテックのヘッドライトガード。アクリル製の方が防御率が高いのですがこっちの方がカッコいい!。因みにデカールはOD graphics製を採用しているが品質と価格のバランスが良く個人的には満足してます。
タイヤの種類
現行のMOTOZはロードノイズ大きめですが、オフロードでの食いつきも良く見た目もカッコいいです。
過去に装着したタイヤ
前に装着していたミシュランのアナキーワイルドは、MOTOZに比べると高速のノイズも少なくよりオールラウンドな感じで優秀。
純正のピレリ スコーピオンラリーSTRは、オフでフロントが横方向へのグリップが弱い。納車されて間もない頃に興味本位で林道へ突入したらすごく怖かったことを覚えてます。
テネレはこんな人にお勧めです!
「オフロード」や「冒険」のイメージが強いバイクですが、素直なバイクなのでツアラーや街乗りとして運用するのも全然アリかと思います。
テネレ700でどんな冒険をしたい?
冒険よりライディングスキルをアップすることに興味があります。将来的にはBajaを縦断してみたいです。
テネレ700の競合バイクは何ですか?
- Vストローム800DE
Vストローム800DEではなくテネレ700を選んだ理由
Vストローム800ED | テネレ700 | |
価格 | 未定 | 1,287,000(税込 |
排気量 | 776cc | 688cc |
車重 | 230kg | 205kg |
シート高 | 855mm | 875mm |
全長 | 2345mm | 2,370mm |
全高 | 1310mm | 1,455mm |
Vストローム800の販売前なので単純に比較できないのですが、オフロードの走破性能や装備重量がテネレ700の方が優位そう。
『Vストローム800DEは基本的に“Vストローム”ですからオンロード主体のままです。あくまでツーリングメインで、例えばフルパニアとかタンデムの旅も含めて、オンロードを楽しく走れるのが基本。我々は“オフロードバイク”を作ったつもりはありません』
引用:スズキのバイク
乗り換え前のバイク
私の初めてのバイクがW650だったのですが、事故で手放してしまいました。
以来、ずっと心残りだったW650。悶々とした気持ちでいると新型のW800が発表された。更に絶版になるという話を聞いていたので、これを機に改めてW800に乗ろうと思い購入を決意しました。
余り遠出の得意なバイクではないのですが、一度だけ京都を経由して四国まで行きました。日本の里山や古都に似合うバイクだと思います。
■良いところ
過激な所はありませんがリラックスして乗れる癒しバイク。特にエンジンが低回転でゴロゴロと進む様は猫が喉を鳴らしているようで心地良いです。
SAや道の駅でご年配によく話しかけられます。
■悪いところ
速くはないです。タイヤは細くABSもついてない上リアはドラムブレーキなので意外と難しいバイクかもしれません。後輪は雑な操作だとすぐロックします。
3500回転辺りに不快な振動があり、高速はキツイです。
他に所有しているバイク
なし
テネレ700を追加した理由
なし
テネレ700の新車価格はどう感じますか?
Ténéré700 | Africa Twin | Tiger 800 | F800GS | |
価格 | 1,287,000(税込) | 1,639,000(税込) | 1,731,300(税込) | 2,042,000(税込) |
排気量 | 688cc | 998cc | 800cc | 798cc |
車重 | 205kg | 250kg | 218kg | 256kg |
シート高 | 875mm | 830mm | 880mm | 820mm |
全長 | 2,370mm | 2,310mm | 2,215mm | 2,310mm |
全幅 | 905mm | 960mm | 805mm | 950mm |
全高 | 1,455mm | 1,445mm | 1,390mm | 1,460mm |
テネレ700に求める改善点と要望
マフラー周りがオフ車にしては脆弱なので、せめてマフラーハンガーだけでも強化して欲しい。またはフレームと別体で交換が効くようにしてほしい。欲を言えばセローと同様にリアだけでもチューブレス化して欲しい。
ワールドレイドに興味はありますか?
排気量 | 689cc |
エンジン | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
シート高 | 890mm |
車両重量 | 220kg |
テネレ700はABSのオン・オフ切り替えだったが、3つのモードを選択することができるようになった。右ハンドルにはスイッチで切り替えが可能。
- モード1:ABSオン
- モード2:前輪ABSオン、後輪ABSオフ
- モード3:前後ともにABSオフ
デュアルタンクが採用された23ℓの巨大タンクが最も特徴的である。連続渡航距離は500km程度まで伸びている。
スマートフォンに「MyRide」をインストールすることで連携が取れる優れもの。
「国内販売希望!」皆様の声を聞かせてください
「問い合わせフォーム」から熱い思いを聞かせてください。
あなたにとってどんなバイクですか?
大柄な車格に不安があったが、フロントマスクの四眼デザインが秀逸。当初はネイキッドを予定していたが一目惚れ。歳を重ねると乗れなくなると考えて購入を決意させてくれたバイク。
オフロードの走破性も素晴らしく、素直な操作性に安堵した。気の合う相棒にして、今まで知らなかった世界を見せてくれるバイクです。
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バイクの適正価格について正直よく分からないのですが、乗ってる身としては価格相応だと思ってます。