【モロッコ】雑記

【モロッコ】マラケシュのフナ広場ではスリと詐欺に注意しよう!|日本人宿 Raid House 13

メタボン

久々に海外バイク旅のネタですw

マラケシュを楽しみたい旅行者へ

スマホに入れていた日記アプリを読み返していたら、モロッコを南下している際に滞在したマラケッシュの日記が出てきた。今、読み返しても腹立たしいのでシェアします。マラケッシュへ滞在する人へ向けた注意喚起です。

モロッコの観光名所マラケッシュへ向かう

青の街シャウエンを出発して2日後にマラケッシュの旧市街手前に到着した。タケヤンからは事前に、「中にはバイクは入れないと言われても先に進める」と謎のメッセージをもらっていた。振り返って思う事なのだが、彼は詳細説明が無いのでエライ目に遭うことがある。

世界遺産マラケシュへ到着

旧市街を入って行くと若者が片っ端から「CLOSE」と声を掛けてくる。最初は発音が悪いので何を言っているのかわからなかった。身振り手振りすることで解釈が追いついてくる。如何わしい雰囲気の彼らを徹底無視して先にすすむ。

想像絶する混雑が待っていた。自転車・バイク達が人が歩くのも気を使う大混雑の中を器用に行き来している。俺の荷物満載のテネレがゆっくりと中心部へ向けて流れ込んでいく。道中、腕を掴まれながら「CLOSE」と言われると不快でたまらない。パニアケースの上に括り付けた荷物にも意識を向けながら先に進んだ。

【Raid House 13】日本人ゲストハウス探しに翻弄される

スマホナビに従ってRaid House 13付近へ到着するが目的のゲストハウスはない。道のど真ん中だったので脇の小さな路地へ入ってエンジンを切る。小学3年生ほどの背丈の子供が丁度反対側からやってきた。ダメもとで彼に聞いてみることにした。すると幸運にも彼はゲストハウスを知っているというので案内について行くことにした。

頼みもしないガイド料と称して荒稼ぎする若者

少年は小走りで先を進んで行く。少し離れたところで、年上の青年に呼び止められて会話を始めた。年頃にして16,17才程度だろうか。話を終えると少年は先に進む。すると後ろから青年が一緒になって付いてきた。こいつは金目当てだなと直感した。バイクを停車させて、少年に任せてるから付いてくるなと伝える。すると彼は俺の弟だという。小さい少年の顔をみると表情が曇る。嘘だと直感した。更に強く付いてくるなと念を押す。再度走り始めた少年の後を追う。

サイドミラーで後ろを確認すると先程の彼も車の影に隠れて付いてきている。腹が立ってきたので再度停車する。さっき付いてくるなと言ったよな?と告げると。するとチップをくれと言ってきた。お前にやる義理も必要はない。少年に幾ら渡すのだとチップの金額を聞いてくる。お前に教える義理はない。

無視して少年を先に行くように指示する。何処へ行くのだろう。スマホナビは目的地到着に伴い終了している。彼を信じて進んできたが、先程の場所からかなり離れてきている。

少年は突然として止まり、この先の行き止まりを右に行けばあると言ってきた。ここまで連れてきて、あとは自分で探せとはないだろうと思った。チップを渡す予定だったので、最後まで案内するように伝える。

すると少年は「何処へ行きたいの?」と聞いてくる。おいおいおい!ここまでついてきたけど何処へ連れてこうとしてたわけ?意味がわからない。少年は当てにならない事を悟った。もう夕暮れを迎える時間になる。暗くなる前に到着したいところだ。

愛らしい少年も同じ穴の狢だった

もう一度スマホナビで探して向かおうと考えて彼にチップを渡すことにした。財布を開くと、先程の尾行青年が現れた。いつまで邪魔するのだろう。存在を無視して少年に小額紙幣を渡すと押し返してきた。俺は少年の良心で案内したのだからチップは不要と解釈した。

後から現れた尾行青年が突然として「俺たちは子供じゃない!もっと寄越せ!」と口を挟んできた。はっと我に返った瞬間だった。少年は金額が少なくて突き返してきたのだ。もう一体なんなんだ!!苛立ちが頂点に達した。自分の癇癪に任せて2人を罵倒した。ヘルメット越しに怒りの表情を察したのか。彼らがトーンダウンした。もう用はないと思い無視して走り出す。サイドミラー越しに後ろを確認すると少年が手を降って追いかけてくる。停車すると手を差し出して、さっきの金額でいいから頂戴と乱暴に手を差し出してくる。コイン一枚を握らせてその場を去った。

宿探しは振り出しに戻ってしまった

もう一度、スマホナビを設定し直して目的地を目指す。すると先程とは別の位置からアプローチしたので別の場所に出てきた。旧市街は入り組んで道が隣り合っているので位置がズレる事もある。エンジンを切り、更に細い路地に目を向ける。すると別の青年が現れた。先程の件もあるので完全無視。

日本人ゲストハウスraid-house13
日本人ゲストハウスraid-house13

彼は日本人宿を探していることに気づいて、目の前の何も書かれていないドアをノックした。すると日本人オーナーが顔を覗かせて出迎えてくれた。ドアには何も記載がない。どうやって辿りつけばいいんだろうと不思議に思う。

右がタケヤン、左がJO氏

オーナーの背後から数ヶ月ぶりに再会となるJO氏がひょっこりと顔を見せた、続いてタケヤンが出てきて再会を喜んだ。

Raid House 13公式HP

チップを要求する輩に疲れ果てる

しかしここでまたトラブルが発生した。目の前のドアをノックした青年がチップを請求してきたのだ。俺はとっさに場所も特定されているし、バイクに何かされても困ると思い、小額紙幣を手渡した。すると先程と同様に俺は子供じゃないからもっと寄越せという会話の流れに巻き込まれた。目の前のドアをノックしただけだろ!という気持ちを抑えながら対応する。実は宿のオーナーも接見直後、彼にチップを渡して欲しいと言われていたのだ。

見かねたJO氏が青年に対してチップなんて不要だから去れと言っている。それを聞いた青年は激昂して2人で一触即発状態になってしまった。もう俺はバイクに悪戯されないように立ち去ってほしい。もう一度、彼に同じ小額紙幣を渡すと「貴方はいい人間だと」口にして街に消えて行った。

マラケシュの若者には要注意だな。こんなことでいちいちチップを渡してたら持ち金なんてすぐに消えてしまう。とは言っても恨みを買われてバイクに報復されるなんて真っ平ゴメンだ。既にJO氏はジョージアで購入した車のタイヤを横から切り刻まれてパンクしている。俺の予測通りの展開になっていた。日本人ゲストハウスには駐車場がないので離れた場所にある有料駐車場を利用することにした。

強引な客引きが少ないタルーダントも魅力があるのでお勧めです。

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まとめ

世界遺産マラケシュはとても魅力に溢れた旧市街であることは間違いない。一方でマリファナ売りやスリがたむろしている。フナ広場での屋台には特に注意が必要で、頼んでないものまで出して食べた後から請求してくる。彼らの言い分は日本人にとって安いからいいだろ。話が噛み合わない。コブラ使いを写真撮影するだけでチップを要求されるので無用な撮影を控えよう。

ABOUT ME
metabon1975
2018年にユーラシア大陸横断 2019年にアフリカ大陸縦断を終えて日本へ帰国。 再度準備が整い次第、南米コロンビアから再スタート予定。 現在は旅先で増加した体重を落とそうと奮闘中。 今後はバイクツーリングやキャンプ記事を投稿します。