カビンダ空港へチェックイン
規模は小さいけど、そこそこ小綺麗な空港だった。
ATM機が幾つもあったので、少額の現金を引き出した。
出入口には物売りや、自称ガイドがウロついてるw
朝食を食べていなかったこともありレストランへ直行。
二階の窓から飛行場内を眺めてみるとプロペラ機が待機している。
タケヤンからはこの飛行機で向かうんだろうなと不安の声。
朝早いこともありレストランは準備中だった。
仲良くなった飛行場の従業員に相談してサンドイッチを購入。
俺はこれが欲しいと一番高いエナジードリンクを買わされたw
それが日本円で500円と意外と高いのよw
到着したサンドイッチを見てみると、チーズが挟まった丸いパン。
イメージは三角形になってる奴なんだけど…。
しかも330円って現地ではまともな食事が食べられる値段だし。
もう笑うしかなかったw
チェックインの時間が迫る
久々に登場した相棒のポジとネガ。
長旅で随分とくたびれた印象を持ったなw
髪の毛が薄汚れてて、脱色が貧乏くさい。
旅に背負っているアコンカグアってリュックなんだけど、
値段と品質を考えるとかなりコスパが高くてお勧めだよ!
しかもこういった手荷物預け入れには便利な機能が付いてる。
何かと言うと、背負うベルト部分を隠すことができるのだ。
意外とベルト部分はコンベアーで引っ掛かって切れたりする。
カバーしておく事では破損を防ぐことができる優れた機能。
チケットを見せて中に進もうとすると制止された。
はて?
指差すチケット部分を見てみると名前のスペルが間違えていた。
するとタイミングよく購入した際のスタッフが通りかかる。
身振りで事情を伝えて対応してもらった。
てっきり発券し直すかと思いきや、ボールペンで手書き修正。
こんなんでいいんだと拍子抜けw
チェックインを済ませて搭乗時間まで待つのだが寒いのだ!
かなり冷房を効かせているので少しカタカタ震えだした。
この頃から何だか体調が悪くなっていたのだ。
なんかソワソワするし寒気も増してきた。
当初は風邪でも引いたかな?と安易に考えていた。
いよいよ搭乗時間になった。
先ほどと同型のプロペラ機が2人を待っていた。
タケヤンからは落ちないでくれよと弱気発言w
搭乗してすぐの自撮り画像。
アナログ式のコックピットがとてもカッコよく見える。
なぜか腕時計のブライトリングが連想された。
じーっと眺めていると…。
パイロットの目の前にどこかで見かけたナビっぽい機械。
よーくみてみると、バイクでも使うガーミンナビだった。
まさか飛行機をポータブルナビで案内するのかと笑えたw
準備が整いプロペラが回り出した頃に電源が投入された。
タケヤンが本当にあれで行くつもりだと口にする。
フライト時間は13分と短い
飛び立ってから10分程度で目的地SOYOへ到着した。
乗り心地は強い微振動があってむず痒くなってくる。
マラリアの症状が出始める
SOYOに到着するやいなや、到着している愛車を引取に港へ向かった。
到着が遅れているようなので、明日になるかもしれないと告げられる。
すでにジュリオとの通信手段はないので成り行きに任せた…。
なんか変だ!
風邪のような気だるさと、ソワソワする感覚に嫌な予感がした。
そう、マラリア罹患の不安だったのだ。
うちらは虫除けスプレーのみで縦断してきている。
予防薬が超高額だったので仕方ない選択だった。
ガボンで日本人看護師から聞いた話ではハマダラ蚊の
1000匹中に6匹がマラリアを媒介しているそうだ。
確率的にも意外と罹患しやすいかもなぁと予感はしていた。
首都のルアンダの病院で診察を受けようと考えていたが、
港で動き回っていると更に体調が悪くなってきた。
念のために病院でマラリアの検査を受けたいとタケヤンに伝える。
バイクの引取りも無さそうなので最寄りの病院へ直行する。
最初に到着したのが外観も立派な市立病院だった。
マラリア検査は無料と聞いていたが日本円で16000円と言われる。
私立病院だから高額なのだろうと公立病院を探すことにした。
表玄関にいた現地スタッフが軍の病院を紹介してくれて助かった。
しかも車で連れていってれるというので感謝しかない。
連れてきてくれたドライバーが事情を説明してくれた。
すぐにマラリアの検査が始まった。
血を採取されて15分待つと結果が出るタイプの検査だった。
マラリア罹患発覚
陰性を願いながら結果を待つこと15分が経過…。
マラリアに罹患してると告げられた。
SOYOで足止めが確定してしまった…。
タケヤンは待つタイプじゃなので別行動を覚悟した。
念のためにタケヤンも検査した方が良い流れになる。
15分後…。
タケヤンもマラリアに罹患していることが発覚!!
晴れて仲良く2人で5日間の治療を受けることになったw
俺たち陽気なマラリアン!
何の薬だかもわからないが飲むことになる。
飲む回数とタイミングを何度も説明されるが理解に至らずw
担当してくれた医師と看護婦さんに感謝!
無料で診察してくれた!
治療は投薬のみでシンプル
5日間に渡り毎朝と毎晩の2回に渡り薬を飲むだけ。
後日、同じ検査キットで陰性を確認すれば治療完了。
マラリアには種類があった
3日熱とか亜熱帯マラリアとか幾つか種類がある。
今回の罹患したマラリアは軽度のもので助かった。
2人でホテルの部屋に缶詰状態になること5日間。
全快した!
実はルアンダでジュリオと会う約束をしていたのだが、
この一件で予定は全て崩れ去ってしまった。
彼に感謝を伝えたかったのだが実現しなかった。