悪路や林道での転倒から愛車を守るアンダーガード(以降 スキッドプレート)が欲しいんだけど、種類が多すぎてどれを買えば良いかわからない…。
本記事では純正スキッドプレートを選んだ理由と取り付け方法。純正より防御力を高めた他社製品のお勧めを解説します。
- 純正スキッドプレートが欲しい人
- スキッドプレートを探している人
- 選ぶ基準がわからなくて困ってる
YAMAHA純正スキッドプレートを選びました!
困ったことに日本で正規流通していません…。大手ネット通販でも買えますが、総額7万円をこえます💦
信頼できる輸入代行業者から購入することをお勧めします。私は4万円程度で購入できました。購入先を残しますので最後までお付き合いください。
北米ヤマハ純正スキッドプレートを選んだ理由
憧れのポルタレスがYouTube動画「THE SEEKER」で装着していたから。これに尽きます。とはいえ、多くの方と同様に他社製品と迷いに迷いましたw
テネレ700を軽々と取り回す姿に感銘を受けたことが、購入を決意した動機となってます。
てか、かっこよすぎでしょw
ポル・タレス選手のプロフィールについておさらいしておきましょう。トライアル競技で多くの栄冠を勝ち取っているスペインのプロライダーで、トライアルで培った技術を活かして世界一過酷ともいわれるレース「エルズベルグロデオ」のようなエクストリーム・エンデューロやハード・エンデューロで活躍しています。
出典:ForRide
テネレ700に純正スキッドプレートを装着
注文から2週間程度で国際郵便が届いた。スキッドプレートを横に置いただけで満足感があるw
純正スキッドプレートは重量「3.0kg」と以外と軽かった
購入前に重量を調べても情報が得られなかったが、到着して計測すると「3.0kg」と予想よりも軽くて安心した。
取り付け工具と付属パーツ
- ラチェットレンチ
- ソケット(8mm,10mm)
取り付けは説明不要レベルですw
現在、装着されているスキッドプレートを取り外して、同じ箇所へ画像のネジで固定すれば終了と超お手軽。
取り付けは10分もあれば充分。
グッとアドベンチャー感が増して気に入っている。YAMAHA純正クラッシュバーとの相性も抜群だと思う。
純正スキッドプレートには純正クラッシュガードが相性抜群!
YAMAHA純正スキッドプレートとクラッシュガードの組み合わせは最もデザイン性に優れています(主観)。
⚠️激しく転倒した場合には純正クラッシュガードは内側に曲がりこむ可能性が高いです。デザイン性よりも防御力を重視する人は上部左右が連結されているタイプを選びましょう。
ユーロネットダイレクトがお勧め
私が注文した時は商品が3万後半でしたが値上げされたようです。確か送料と関税を含めると総額42,000円位だった記憶…。
商品受け取り時に関税が数千円必要です。
楽天でも購入できるが、7万円と非常に高額になるのでユーロネットダイレクトで購入した方が良いだろう。(製品番号:BW3-F84R0-V0-00)
防御力を優先するならこの3種類
重量 | リンク保護 | ウォーターポンプ保護 | |
CAMEL ADV | 3.3kg | ○ | × |
Outback Motortek | 3.0kg | × | × |
AXP Racing | 2.35kg | ○ | ○ |
もし、あなたが林道で底打ちの破損を恐れているなら、CAMEL ADV製かアウトバックモーターテック製、AXPアドベンチャーから選ぶと良いだろう。
CAMEL ADVを最初に取り上げている理由はリンク部分まで厚いプレートで覆ってくれている安心感。林道でリンクを打ち付けて破損することは考えにくいけれど、万一に備えるということであれば意味のある選択となる。
Outback Motortekはリンク箇所を守ってくれないがポルタレスが“THE SEEKER2“で装着しているので取り上げてみた。CAMEL ADVと比べても重量差が少ないので好みで選べば良いだろう。
スペック的には大本命となるAXP Racing製のスキッドプレート。実は最終候補に残っていた。スチール素材が主流の中で唯一、厚さ8mm HDPE(高密度ポリエチレン)のスキッドプレートである。分厚いプラスチックのようなイメージで問題ない。
CAMEL ADV同様にリンク部分も保護しながら、ウォーターポンプも保護する一帯構造。更に市販されている中で最も軽量である。強い衝撃を受けてもスチール素材と違い凹まないのも魅力です。
「堅牢」を求めるならツアラテックという選択肢もある
上記には含めていないがツアラテック製のスキッドプレートも個人的にはお勧め。世界中を旅するライダーからの生の声を商品作りにフィードバックするメーカーなので信頼があり「堅牢」という言葉がピッタリ。
徹底した製品設計には頭が下がる。海外ツーリングを考えているなら信頼は抜群だろう。その分、少し重くなるのがマイナス点とも言える。
センタースタンドとスキッドプレートには相性がある!
今回の記事で深堀りしませんが、スキッドプレートとセンタースタンドには相性があって取り付けに加工が必要となる組み合わせがあるので事前確認が必要です。
aXp製とYAMAHA純正センタースタンドの組合せは加工が必要
カナディアンロッキーさん曰く、YAMAHA純正ではなくSW-MOTECH製のセンタースタンドであれば干渉問題は避けられるようです。
まとめ
「THE SEEKER」でポルタレスがテネレ700を軽々と取り回す姿に感銘を受けました。「彼と同じものが欲しい!」と購入の動機となりました。
ヨーロッパ諸国で大人気の車両だけあって種類が豊富です。多くの方は日本で流通していない今回紹介した純正スキッドプレートは選択肢に入る人は稀かもです。
額賀氏が運営している「RIDING THE GLOBE」では各社の比較をしているので今後の参考にしてみてはいかがでしょうか。