【テネレ700】フロントタイヤ交換マニュアル!偏摩耗の危険性と「EAST BOND」の実力
まいど、メタボンです✨
今回は、テネレ700のフロントタイヤ交換に挑戦してみました!
実は、前々回の車検で交換してから数年が経過…、低速で走っている時も「ガタガタする…」と気にはなっていたのです。しかし、とにかく面倒臭くて見て見ぬふりをして先延ばしにしてきました💦
しかし、先日のリアタイヤのパンク事件があったことでようやく重い腰を上げ、「この薄っぺらいフロントタイヤもついでに交換してしまおう!」と決意したわけです👍
純正ピレリスコーピオンラリーSTRへ交換

個人的には”MOTOZ”を履かせてみたいなとかなり悩んだのですが、運良くたった1000kmしか走行していない純正タイヤ(ピレリスコーピオンラリーSTR)を譲ってもらえることになったので、今回はそちらに交換することにしました✨
偏摩耗した純正タイヤの危険な状態💦

外したタイヤを見てみると……もう、ここまでくると限界突破です。低速走行時には、一定のタイミングで「ガタン、ガタン」と振動がハンドルを通じてダイレクトに伝わってくるようになっていました。特に雨天走行時のカーブはめちゃ不安でした💦
画像では伝わりにくいかもしれませんが、タイヤのゴムの奥に控えている「別の層(カーカス)」が表面に顔を出す寸前であることが見てとれます。
いくら不精な自分とはいえ、命を預けるパーツだけは安全を最優先させなければいけないと猛省です。
前々回の車検で新品のスコーピオンへ交換してもらったのですが、実はその時から「ビードが上がりきっていなかった」ことを、相棒のタケヤンから指摘されていました。
すでに走行距離を重ねてしまっていたこともあり、そのまま放置していたのですが……これも偏摩耗の原因でしたね💦
新兵器「EAST BOND」でフロントタイヤ周りを外してゆく


ここで登場するのが、先日奮発して購入した”EAST BOND”のテネレ専用工具です!✨
フルセットで3万円を超えるため少し割高感はありますが、アクスルシャフトや各種ボルトの脱着はもちろん、ビード落としに関して実績のある「BEAD PRO」よりも簡単に落とすことができると海外のRedditなどでも口コミが多く寄せられている逸品です👍
オランダに本社を構える会社なのですが、オーダーミスをしてしまった際も非常に丁寧にフォローアップしてくれて、かなり好印象!
注文から数時間後には海外発送が完了し、すぐに追跡番号が届くという神対応でした。この素晴らしい工具セットについては、また別の機会に詳しくレビューしたいと思います。
欲しくなっちゃう動画👇
今回は、フロントタイヤの脱着(アクスルシャフトを緩めたり、ピンチボルトとフロントブレーキを固定しているネジを外す作業)にメインで使用しました。
フロントタイヤを取り外す

まずはフロントブレーキ(右側)を取り外してから、2本のピンチボルト(Front wheel axle pinch bolt)を外し、アクスルシャフトを緩めて抜き取ります。
詳細は取説を見てね👇

反対側のABS側ブレーキは外さなくても作業ができるので、そのまま残しておいてOKです👍
フロントタイヤの向きを確認する(超重要!)

こちらがABS側です。元に戻す時に左右を逆にしたら大変なことになりますので、しっかり記憶(または記録)しておきましょう💦

こちらが反対側の面。テネレに乗っている状態から見て、フロント右側になります。

さらに重要なのが、タイヤの回転方向!
タイヤのエッジ部分に”ROTATION”の文字と、右側に向かう矢印があるのがご覧いただけるでしょうか。こちらに向かってタイヤが回転することを意味しています。これを逆向きで装着してしまうと性能を発揮できず危険💦
フロントタイヤのビードは手で落とせるので楽ちん!

「EAST BOND」のテコの原理を最大化する強力なビード落としパーツを使おうと意気込んでいたのですが……なんとフロントタイヤのビードは、軽く上から手で押すだけであっさりと落ちてしまいました(笑)。
あの悪名高いリアタイヤの強固なビード落としに比べれば、フロントは本当に楽ちんですね☺️(強力なビード落としパーツは、次回のリアタイヤ交換の時に実戦投入します!)

ビードが落ちたら、膝でタイヤに荷重を加えつつ、タイヤレバーを使って少しずつリムから外していきます。

大切なリムへ傷をつけないよう、必ずリムプロテクターを装着してからレバーをかけます👍

片面が外れたら、中からインナーチューブをバルブに負担がかからない様に慎重に取り出します。
タイヤをリムから外して新しいタイヤへ
新しいタイヤをはめる際、チューブのバルブをリムの穴に通す作業が少し手間取るかもしれません💦
自分の場合は、良い感じにバルブの頭がヒョコッと出てきてくれたので、ラジオペンチを使ってクイッと引っ張り出しました👍
こんな優れものもある👇
タイヤをはめてエアを充填する

タイヤがリムに収まったら、ビードがしっかりと上がる(密着する)ように、中性洗剤を水で薄めた自作スプレーを左右のリムとタイヤの隙間に吹きかけていきます。タイヤのゴムとリムの金属の間に、潤滑材として滑り込ませるイメージですね✨

ここで電動エアポンプの出番です!
ビードをしっかりと上げるために、一気に3気圧(約300kPa)程度まで空気を送り込みます。すると「パンッ!パンッ!」と2回ほど心地よい破裂音が鳴り響きます。これがビードが上がった合図です👍
無事にビードが上がったことを全周確認してから、テネレ700のフロント指定空気圧である【225kPa(2.25kgf/cm2)】へと減圧して調整します。
もし空気を入れてもビードが上がらない場合は、一旦空気を抜いてください。再度、中性洗剤をたっぷりと追加で吹き付けてから入れ直すことで、スムーズに上がってくれます👍
小技!虫ゴム外し付きのバルブキャップを装着

純正のプラスチックキャップから、頭に「虫ゴム外し(バルブコアツール)」が付いている金属製のバルブキャップへ交換しました。出先での万が一のパンク修理の際、専用工具を探す手間が省けるので非常に重宝します!
適正トルクで締め付けて完成!

さて、いよいよ車体への組み付けです。
そのままではブレーキディスクが入りにくいので、ABS側のブレーキパッドをタイヤレバーなどで少しこじって押し開き、ディスクがスッと入りやすいようにスペースを作ってあげます。
ホイールをセットし、アクスルシャフトを挿入したら、トルクレンチを使って規定の【72N-m】でしっかりと締め付けます。
アクスルシャフトを曲がったまま強引に締め込むと、ネジ切りが馬鹿になるので注意⚠️
ピンチボルトの締め付け順番に注意

アクスルシャフトを固定する2本のピンチボルトには、締め付ける順番が指定されています。マニュアルの画像(指示)に習って、規定トルクの【21N-m】で確実に締め付けました👍
写真の用意はありませんが、最後に外しておいたフロントブレーキ(右側)を装着し、規定トルク【40N-m】で締め付ければ、交換作業はすべて完了です!✨
念の為、フロントホイールを手で勢いよく回転させて、パッドの引きずりや違和感がないかしっかりと確認します。
また、走り出す前に必ずフロントブレーキのレバーを複数回握り、レバーのタッチがカチッと硬くなるまでポンピングを繰り返してください。これを忘れると最初のブレーキが全く効かず、大惨事になります💦
いざ、走行テストで最終確認!

走行に違和感がないかどうか、実際にテネレを走らせて確認します。
走り出した瞬間に違いが歴然!交換前に気になっていた「ガタガタ」とした不快な衝撃が消え去り、驚くほどスムースな乗り味に蘇りました☺️
カーブを曲がる際、前回のタイヤが極端に偏摩耗して平べったくなっていたクセに体が慣れてしまっていたため、カーブする際に少し倒れ込むような違和感がありますが、これは走っているうちに脳が勝手に修正してくれるでしょう👍
足元がリフレッシュされると、どこまでも走りに行きたくなりますね!次は新しいリアタイヤ用の強力なビード落としの実戦投入(?)が待っているかもしれませんが、とりあえず今回は大成功ということで!✨
それでは、次回またお会いしましょう!

