最初に出会ったのは、一本のYouTube動画だった。
映し出されたのは、ダムの縁を駆け抜け、信じられないような断崖をぐいぐいと力強く登っていくテネレ700。
そのライダーこそ、憧れのポルタレス選手。

「うそだろ…あんな走り、テネレでできるの?」
そう思いながらも、画面に釘付け。
気づけば、ポルタレスが跨るテネレに心を奪われていた。
既に気持ちはもう決まっていた。
「ポルタレス選手のテネレみたいにカスタムしたい!」
この記事では、そんな衝撃の出会いから始まった、愛車テネレ700のカスタムへの入り口を紹介していく。
憧れをカタチにするって、ロマンに溢れている✨
- ポルタレス選手のテネレが大好き
- 外装に飽きてデカールを貼りたい
POL TARRÉS – THE SEEKER MOVIE
先ずは見てほしい✨
大自然の気まぐれに翻弄される岩肌の獣道。
雨に削られたぬかるみ、転げ落ちた倒木、拳大の石がゴロゴロと転がる急傾斜。
そこは、もはや“道”とは呼べない、人間ですら慎重に一歩ずつ進むような過酷な地形だった。
だが——テネレは止まらない。
フロントサスがしなやかに吸収し、トルクフルなエンジンが岩を舐めるように蹴り上げる。
一瞬ヒヤリとするような崖際でも、あの独特のボディバランスでスルリと抜けていく。
まるでテネレが生き物のように、自然の呼吸を読むかのように、道なき道を駆け上がっていく。
誰もが足を止めるその先へ。
テネレ700は、人間の限界をひとつずつ塗り替えていく。
生成AI:chatGPT
てな、感じだろうかw
愛車を知ることからカスタムが始まる
実は正式なモデルやカラーリング名を探すのに難儀した💦
結果、”YAMAHA Parts Catalogue”アプリを使うことで解決✨
マットダークグレーメタリック 6

モデル名称 | XTZ690 Tenere700 ABS |
登録型式 | DM09J(BAU4) |
モデル年度 | 2020 |
カラー名称 | マットダークグレーメタリック6 |
グラッフィック類を購入

商品名 | 商品番号 | 数量 | 単価 |
エンブレム | 1RC-24138-01 | 2 | 1,342円 |
エンブレム1 | BAU-2834C-00 | 2 | 1,485円 |
グラフィック1 | BAU-28391-00 | 1 | 1,342円 |
グラフィック2 | BAU-28392-00 | 1 | 1,342円 |
注文したグラフィック類☝️
次回、以降の記事で話は繋がってくるよ✨
結論:デカール貼りが頓挫した2つの理由



実は秘密裏に入手したのが2022年3月なので、丸々3年経過しちゃったw
262EUR=42,000円(2025.04.05現在)
価格4万円以上の出費…。
- 外装がホワイトでない
- リムが鮮やかなブルー
それぞれを深掘りします👇
外装がホワイトでない

ポルタレスのデカールには赤色が差し色に入っているのが見て取れる。

実は購入したデカールを確認するも、赤の配色が入っていないことを確認。
動画を静止したり調べてみると、下地の赤色が隙間から見えているだけだった。
なんども想像しながら、我がテネレに妥協案がないか探った…。
え〜っ、隙間から見える色は”ブルー”になってしまうのかぁ。
これはイケてるのか?
何より周囲で同じデカールを見ないから1番になりたかった。
結論、挑戦してもよいかも😆
だが、別の大きな問題が浮き彫りになってしまう…
リムの鮮やかなブルーと似合わない

ポルタレス選手のテネレはリムが”黒”または”ゴールド”である。
我がテネレはリムがブルーなのである。
デカールの主色である薄茶色と似合うか想像を膨らませる。

インスタでブルーリムで似たデカールを貼っている人を発見した👀
個人的には、イケていない…💦
即買いしたけど、貼り付けはやめておこうかなぁ(後悔😨)
諦めきれないポルタレス仕様のテネレ700
「THE SEEKER 2」を見るたびにカスタム熱が幾度となく沸き起こる。

どうにか満足できる仕上がりにならないか悶々とする日々が続いた。
もう、仕事しててもカスタムに意識を持っていかれてしまう。
ゴールドリム導入と外装交換で解決

ゴールドリム導入と外装交換という解決策も考えにはあった。
かなりの出費を覚悟しなければならない。
先ずは外装のホワイトを中古または純正を取り寄せて交換。
そして純正リムのゴールドに交換してゆく。

それなら、EXCEL等で別ホイールを組み上げるという案も出てくる。
だが、そーなるとぉ、、、💦
思考は更に深く掘り下げられてしまう。
ホイールを組み上げるならチューブレス化したい

テネレの不満に”チューブタイヤ”がある。
林道でのパンクがネックとなってるのだ。
嫌がる理由は以下の2つ。
- 修理工具を持ち運びたくない
- ビート落としが大変なので嫌
OUTEX製チューブレスキット
実はこの課題解決にはOUTEXのチューブレスキット導入を視野にいれていた。
これはこれで施工ミスや経年劣化での空気漏れが不安要素となった。
参考にさせていただいたのはカナディアンロッキーさん✨
チューブレス専用リムで組み上げる
ならばと、チューブレス専用ホイールが販売されていることを思い出す。
チューブレスリム採用なので配色と共に一石二鳥の可能性もでてきた。

が、319,000円と高額すぎるのだ…。
手が出せないよ💦
前後リムのラバー塗装化計画

苦肉の策で黒色のラバー塗装という安価な逃げ道を思いついた💡
こちらは傷に弱く簡単に剥がれてしまうのが悩み。
とはいえ、オン/オフのバランスとして街中走行が中心だし。
それなら、いけるかなとも考えてしまう。
リムのマッドブラック塗装
マッドブラック塗装も考えたんだけれど、ブルーアルマイトにも魅せられている自分がいたのだ。
結局ここで、煮え切らずに頓挫しました💦
まとめ:それでも、ポルタレスの背中を追い続ける。

あの日の衝撃的な動画との出会いから心に火がついた、テネレ700カスタムへの道。
理想をカタチにしたい一心で、デカールを海外から取り寄せ、リムの色に悩み、チューブレス化に想いを馳せた。
妥協したくない自分と、現実的な制約の間で揺れながら。
ポルタレスみたいな走りには程遠くても、あの世界観を自分なりに再現したくて、何度でも試したくなる。
そして、懲りもせずに…
次回は、また別のデカールを購入しちゃいました編です。
走りも見た目も、自分らしいテネレへ。まだまだカスタムは続きます。

