初めてのナイフ選びで初心者から玄人にも大人気の
モーラナイフ・ヘビーデューティをアマゾンでポチった。
主にバトニングや釣った魚をさばくことを想定している。
大人気の理由はスウェーデン製で長年の実績があるうえ
本格的なブッシュクラフトにも耐えるタフさを兼ね備えている。
又、安価であることが圧倒的なコスパを産んでいる。
以前、オピネルをサビだらけにした苦い過去がある。
ステンレスに比べるとサビに圧倒的に弱いので、
開封直後に黒錆加工を実施することにした。
黒錆加工を失敗しない為の2つのポイント
カーボンスチール特有の錆を防ぐことができるし、
簡単カスタムで差別化でき愛着が湧いて可愛いくなる。
失敗回避する2つのポイントについては事項の後に紹介。
黒錆加工する準備物
・500mlサイズのペットボトル
・紅茶のティーバック(5袋)
・お酢(レモン果汁でも可能)
酸性の液体は米酢が最高だともうが、
自宅にはリンゴ酢しかなかったので代用。
黒錆加工に特段影響はないようだった。
レモン果汁でも構わないが高価なので、
米酢が安価でベストだろう。
黒錆加工の手順
- モーラーナイフのブレードを脱脂する
- 500mlサイズのペットボトルをカット
- 黄金比率の混合液を作る(7:3)
- 2時間以上つけ込む
モーラーナイフのブレードを脱脂する
この作業が一番丁寧に実施する必要がある。
何故なら、脱脂が不十分だと必ずムラになるからだ。
中性洗剤で念入りに洗えば大丈夫だと思うが、
バイクのパーツクリーナーで拭き上げれば完璧。
500mlサイズのペットボトルをカット
2ℓサイズのペットボトルだと混合液がムダになるので、
500mlサイズを使うことをお勧めする。
一度、モーラーナイフを入れてブレードの根元まで浸かるか確認。
黄金比率の混合液を作る(7:3)
混合液を作るわけだが、そんな難しいことはない。
濃い紅茶を湯だった鍋に5袋ほど放りこんで煮出す。
少し冷ましてから、お酢を注ぎ込んで作れば完成。
混合割合 = 紅茶7:お酢3
完成した混合液にモーラーナイフを漬け込むことで黒錆加工される。
最低でも2時間は放置しておかないと、黒錆が固着しないので注意。
混合液の色が緑色に変色してきたら、黒錆化されているとわかる。
2時間以上つけ込む
混合液を作ってモーラーナイフを漬け込んだ直後の写真。
混合液も透明感があって綺麗な色をしている。
1時間経過
混合液も色がだいぶ変わってきているのがわかる。
水面には少し油みたいなものが浮いてきた。
2時間経過
混合液も濃い緑色に変化した。
内部で化学反応が起きているのか泡立ちが目立つ。
表面に付着した黒錆はまだ定着していないので触らないように。
翌日まで日陰干ししてからシースに仕舞った。
失敗を回避する2つのポイント
- 脱脂を念入りにする
- 黒錆加工後は触らない
黒錆加工をしても表面がまだらに染まっている。
又は黒錆が定着する前にブレードに触れてしまう。
上記2つが原因で仕上がりが変わってくる。
脱脂を念入りにする
完璧に脱脂することが大切なので
中性洗剤で洗った後に、
パーツクリーナーで拭きあげると尚良し!
黒錆加工後は触らない
2時間も経過するとブレードが黒くなるが、
まだ定着していない段階なので絶対に触らない!
まとめ
モーラーナイフ(カーボンスチール)を黒錆加工することで、
こまめなメンテナンスを不要とすることができて無精者には最適。
簡単カスタムだが一手間加えることで愛着が湧いてくる。