【自家塗装】テネレ700のガソリンタンクをマットブラック化!失敗談から学ぶDIYカスタム完全ガイド
カーボン調カウルへ全交換したものの、どうも全体のイメージが締まらない……。その原因は、グレーのまま取り残されたガソリンタンク。
そこで、重い腰を上げて、タンクを重厚感のある「マットブラック」に塗装することに決めた!気分屋の自分。やる気があるうちにということで、思い立ったが吉日ということで始まりました。
本記事では、マッドブラック塗装によって、どれほど引き締まったか、そのビフォー・アフターと作業のプロセスをレポートします。
ガソリンタンクを塗装したい人
自家塗装が不安で躊躇してる人
マッドブラック塗装するための準備物

- マッドブラック塗装スプレー
- マスキングテープ
- 耐水ペーパー(800番)
- シリコンリムーバー(脱脂)
- ハサミ(耐水ペーパー切断)
- 新聞紙(飛び散り防止)
- ウェス類
- 工具セット(ENDURISTAN)
昔からお世話になっている板金屋にマッドブラック塗装の相談したら、「そこらへんで売っている300円程度のスプレーで十分だよ」とアドバイスをもらった。しっかり脱脂すれば耐水ペーパーも不要だと…。
帰宅後に素人なりに調べた。愛車が綺麗に仕上がれば気分も良いし、愛着が湧く。そんな想いで、基本手順に習って、耐水ペーパーをしっかりかけて塗装面を仕上げることにした。
自家塗装してるブログ記事を参考にさせてもらったけど、塗装面の処理が中途半端だと塗装が浮いて剥がれてくるという口コミを見かけたことも決め手の一つになっている。
今後、デカールを貼ることも視野にいれてしっかりと仕上げたい。
塗装箇所の確認

赤丸で囲っているグレー色の箇所をマッドブラックへ塗装します。当初は手間を考えると、気が重かった。また、梅雨前の6月の空模様によっても塗装できるか左右されてしまう。
実は先週にもやろうと思っていたが、曇り時々雨という予想に諦めていたのだ。
赤丸で囲っているタンク横のグレーの樹脂パーツ。ここを、車体全体の世界観(カーボン調&ブルー)に合わせてマットブラックへ塗装します✨
面倒くさがりの自分は、カウルの脱着や塗装の下準備(足付けや脱脂など)の手間を考えると、かなり腰が重かったのも事実…💦 「失敗したらどうしよう」というDIYならではのプレッシャーもありますしw
しかも、季節は梅雨入り目前の6月☔️ 自家塗装にとって、湿気と雨は最大の敵です。休日の空模様によって、作業できるかどうかが完全に左右されちゃいます。
実は先週も「よし、明日こそやるぞ!」と意気込んで準備していたんですが、「曇り時々雨」というなんとも微妙すぎる天気予報の前に、あえなく撃沈していました💦
意外な質感?グレーパーツの正体とカウルの取り外し

一般的なツルツルとしたクリアな塗装面とは違って、指でなぞるとごく微細な凹凸を感じる独特の質感なんです。 ぱっと見の印象は、まるで塗装の下地材である「プラサフ」を吹きかけただけのような、なんとも無骨な色合い…。
周囲のカーボン調カウルと並べると、どうしてもここだけ「未完成」っぽく見えてしまう。ここをマットブラック塗装して、全体の統一感を目指します。
さて、塗装の第一歩となるカウルの取り外し作業ですが……手順が比較的シンプルなので、今回はサクッと割愛しちゃいます!👍
「具体的な外し方を知りたい!」という方は、以前カウル一式を交換した時の記事を参考にしてください。
塗装の命は「足付け」!無心で研磨するも…痛恨のミス💦
いよいよ塗装の下準備である「足付け」作業のスタートです!👍 耐水ペーパーを使いやすいサイズにハサミでチョキチョキとカットし、たっぷり水を含ませながらカウル表面をゴシゴシと研磨していきます。
正直なところ、「これ、一体どこまで削れば正解なんだろう…?」と手探り状態で不安になりつつも、塗料の食いつきを良くするための「表面に微細な凹凸(傷)をつけること」と、塗料を弾く原因になる「油分を確実に取り除くこと」。この2点だけを頭に叩き込んで、ひたすら無心で作業を進めました✨

しかし、気合いを入れてしっかりと磨き上げていった結果……やってしまいました(💦)💦 どうやら少し削りすぎたようです。
カウルのカーブの先端やエッジの立った突起箇所は、どうしても耐水ペーパーの力がダイレクトに強くかかってしまいます。調子に乗ってゴシゴシやると、画像のようにあっさりと「地(下地の黒い樹脂)」がペロッと顔を出してしまうので気を付けてください💦
塗装不要な箇所へマスキングする

素人なりに完成後の「マットブラックになる範囲」を頭の中でシミュレーションしながら、マスキングテープをペタペタと貼っていきます。
画像を見て「あれ?タンク全体を塗らないの?」と思ったそこのアナタ!、上からカーボン調カウルを取り付けてしまえば、マスキングテープより上のグレー部分はすっぽりと隠れて見えなくなる想定です✨

今回、塗装スプレーを「和光2りんかん」で調達してきた✨ お馴染みデイトナ製の「耐ガソリンペイント(2液ウレタン)」です!👍
なぜこの塗料を選んだかというと、今回塗る場所が給油口に近いタンク塗装だから。もし給油中にガソリンを垂らしてしまったら……溶けてしまうリスクもあるので💦
せっかく手間暇かけて塗装するんだから、後悔はしたくない!ということで、耐久性を最優先に考慮して、ガソリンにも負けない強靭な塗膜を作ってくれる本格的な2液性ウレタン塗料をチョイスしました✨
背景を見ての通り、スプレーの飛散から愛車を守るために、新聞紙で車体の広範囲をがっちりガード!養生はちょっと面倒ですが、ここをサボると後で泣きを見ますからねw👍
準備は万端、いよいよプシューッと吹きかけていきますよ!✨

この「2液式」ウレタン塗料、普通のラッカースプレーとは違って使う直前にちょっとした儀式が必要なんです。缶の裏面にある手順通りに、中の主剤と硬化剤を混ぜ合わせる仕組みなんですが……ここでひとつ大きな注意点があります!👍
一度混ぜ合わせて化学反応が始まると、中身の保存が一切効きません。つまり、後日への使い残し不可の完全使い切りタイプ!💦 余ったからといって保管しておくことはできないので、塗るペース配分に気をつけつつ、思い切って使い切っちゃいましょう✨
ガソリンにも負けない強靭な塗膜を手に入れるための代償として、完全硬化までには約72時間(3日間)かかると記載があった気がします。
詳しい手順や正確な硬化時間については、失敗を防ぐためにも、ご使用前にご自身で缶の裏面の注意事項をよ〜く確認してください✨
1回目の吹付作業

準備が整ったら、いよいよ緊張の第1射!シューッと吹き付けていきますが、ここで一気に真っ黒にしようと欲張るのは絶対にNGです💦
まずは「下地のグレーがうっすら透けて見えるくらいの薄さ」でスプレーをストップ。そこから10分ほど放置して、インターバル(乾燥時間)をしっかりと取ります。
塗装で一番避けたい「液垂れ」を防ぐためには、とにかく「均一に薄く」層を重ねていくのが鉄則だと思います✨
スプレーを吹く時、いきなりカウルに向けて吹き始めるのではなく、塗装面の手前にある新聞紙のあたりでスプレーを噴射し始めて、そのまま対象物の上を通り過ぎるイメージで腕を動かすこと👍
カウルから20-30cm程度の距離をしっかりとキープしつつ、同じスピードで平行に、一定のリズムで数回吹き付けます。焦らず、じっくりと黒い層を育てていくのが、美しいマットブラックを手に入れる最大のポイントでしょうか✨

画像を見ると「え、薄すぎない?ムラになってるし…」と不安に思うかもしれませんが、これで良さそうです!👍 欲張らず、下地のグレーがうっすら透けて見えるくらいの薄さで一旦ストップ。これが「液垂れを防いで綺麗に仕上げる最大のポイント」なのだと説明書きw
この状態で10分程度待って、インターバルを取ります。 ただ、ここでスプレー缶の説明書きをよく読むと、「塗装の全行程を30分以内に終わらせる」という、なかなかシビアなタイムアタック・ミッションが課せられています!
一方で、混ぜ合わせた塗料自体の「使用期限は12時間」とも記載されています。 これはつまり、時間経過とともに缶の中で2液の化学反応(硬化)がジワジワと始まってしまい、塗料の粘度が変わって綺麗に吹けなくなってしまうということなんでしょうね💦
残り時間を意識しつつも、焦って厚塗りするのは絶対にNG! スマホをチラ見しながらも、心に余裕を持って慎重に次の層を重ねていきますよー!✨
2回目の吹付作業

2回目のスプレーを吹き終えると、1回目とは打って変わって、かなりしっかりとマットブラックに染まってきているのがわかります✨ ここでも焦る気持ちをグッとこらえて、きっちり10分のインターバル(休憩)を挟んで層を定着させます。
この日は見事な快晴で、絶好の塗装日和!……だったのですが。 いざスプレー缶を構えて作業を始めると、なぜか急に風が吹き始めるという「屋外塗装」の洗礼が待ち受けていた💦
風に乗って、塗りたての塗装面にフワッと埃が乗ってしまう! そんな時は、もう慌てて「フーーッ!!」と全力で息を吹きかけて、口で直接吹き飛ばしましたよ!👍(笑)
多少のアナログ対応も、青空ガレージでの自家塗装ならではのご愛嬌✨ 細かいことは気にせず、テンポよく次の3回目吹付に進みます!
3回目の吹付作業

3回目のスプレーを終えると、下地のグレーはすっかり姿を消し、もうだいぶ綺麗なマットブラックに仕上がってきました!✨
ここでスプレー缶をシャカシャカと振って残量を確認してみると……おや?まだ半分くらいタプタプに残っているじゃあーりませんか。
先ほども触れた通り、この2液式ウレタン塗料は「保存不可の完全使い切り」タイプ。余らせてそのまま捨てるのはあまりにも勿体ない!
ということで、残りの塗料を惜しみなく使って限界まで重ね塗りを繰り返し、塗膜の「厚み」をガンガン出していく作戦に出ることにしました!✨
塗膜が厚くなればなるほど、万が一ガソリンが垂れた時の耐性や、林道での飛び石などに対する物理的な耐久力もさらにアップしますからね。 厚塗りは液垂れのリスクも高まりますが、そこはこれまでの「薄く塗って待つ」という慎重なスプレーワークの継続でカバーしていきますよー!👍

塗装の合間にふと手を止めて、数歩下がった離れた場所からテネレの全体像を眺めてみます。進捗確認のニヤニヤタイム👍
まだ新聞紙のドレスを纏った痛々しい姿ではありますが……どうですか、この雰囲気!✨ あの少し浮いていたグレーがマットブラックに染まっただけで、周りのカーボン調パーツや車体全体との一体感がグッと増しているのがわかります。
「おぉ……これ、絶対カッコよくなるやつだ!」と、完成後の引き締まった姿を想像して思わずテンションが上がってきちゃいました👍
いい感じに仕上がってきている確かな手応えを感じつつ、スプレー缶の残りを使い切るべく、ラストスパートの重ね塗りへ突入しますよー!✨

結局、スプレー缶の残りを惜しみなく使い、トータル6回の重ね塗りしちゃいました!👍
新聞紙の養生を少し剥がして、マスキングテープとの境界線を確認してみると……どうですか、この仕上がり!✨ 画面越しに伝わるでしょうか?このしっとりとした深みと、均一なマットブラック感!
プロの塗装屋さんから見れば笑われる仕上がりだろうけど、素人の青空塗装にしては、液垂れもせずに一安心👍 ウレタン塗料特有のしっかりとした塗膜の厚みも感じられて、不安になりながらも一生懸命「足付け」をした甲斐がありました。
マスキングテープを剥がす

綺麗に仕上がったと油断していたら、最後の最後で落とし穴が待っていました💦
作業が終盤に差し掛かり、マスキングテープを勢いよく「ベリッ!」と剥がした結果……。 ご覧の通り、せっかく分厚く塗り重ねたマットブラックの塗膜まで一緒に引っ張られて、境界線がギザギザに剥がれてしまったんです(💦)
ここから得た教訓として、「完全に硬化してからテープを剥がすのは超危険」ということです! カチカチに固まった後に剥がそうとすると、塗装面ごとバキッと割れて道連れになるリスクがさらに跳ね上がります。
なので、最後の塗装を終えたら放置しすぎず、塗膜がまだ少し柔らかさを保っている「60分以内」を目安に、塗装面側に向けて鋭角に、そ〜っと優しく剥がしていくのがベストなタイミングでしょうね✨
……まぁ、今回少し剥がれてしまったこの境界部分も、結局は上からカウルを被せれば完全に見えなくなる場所なので、結果オーライなんですけどねw
カウルを取り付けてみる

実は、マスキングテープを貼る時は「上からカウルを被せれば、無塗装のグレー部分は綺麗に隠れるはず!」と素人計算で強気に進めたものの、内心は少し不安も残っていたんです💦

「いざ組み上げてみたら、隙間からグレーの未塗装箇所がダサくチラ見えしちゃったらどうしようかな…」なんて、ちょっとドキドキしていましたw

でも、そんな不安は完全に杞憂でした!✨ 恐る恐るカーボン調のカウルを元の位置に合わせてみると……見てください、この完璧なフィット感!👍

心配していたグレーの未塗装部分はもちろん、マスキング剥がしで少しギザギザになってしまったあの境界線も、見事にカウルのエッジの下へすっぽりと隠れました。
少し角度を変えて眺めてみるが、不安だった未塗装箇所は見えていない。
マットブラック塗装完了

じゃじゃーん!👍 どうですか、この全体シルエット!✨
タンクサイドのグレー樹脂がマットブラックになっただけで、車体全体のトーンがグッと沈み込んで、驚くほど精悍なルックスに生まれ変わりました。カーボン調カウルとの相性も抜群で、もはや純正以上の機能美を感じてしまいます(思い切り自画自賛ですw)。
梅雨入り前のモヤモヤした天気予報にヤキモキしたり、足付けで削りすぎたり、最後の最後でマスキングテープと一緒に塗膜を剥がしてしまうという失敗もありましたが……この完成した姿を見れば、そんな苦労も一瞬で吹き飛びますね!👍
デイトナ製の2液ウレタン塗料を6回も重ね塗りしたおかげで、塗膜の厚みとガソリンに対する安心感もバッチリです。
「あのグレーの部分、ちょっと浮いてる気がするんだよな…」と密かに気になっているテネレ乗りの方がいたら、この自家塗装DIYがオススメです!✨
新しく生まれ変わった真っ黒な相棒と一緒に、また林道へ繰り出します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!✨
