ウラジオストクからいよいよ出発した。
ロシア郊外を初めて自走する機会がやってきたのだ。
愛車に跨りエンジンを始動すると緊張に包まれる。
DBSフェリーで同室となった、
日本人ライダーの森◯さんとのご縁もあり、
2人で一路、ハバロフスクへ向かうことにした。
ウラジオストクの街並みを抜けると大自然が広がっていた。
日本では見たことのない風景。
湿地帯にも見える平原が遠くの山並みまで続いていく。
シマウマが居ればイメージするアフリカに近いなと考えていた。
しばらく進んで、カフェへ立ち寄った。
昼を過ぎて、小腹が減ってきたのだ。
これから幾度となく利用することになるロシアの大衆食堂である。
トラックが沢山集まる店は食事が美味い。
タクシーが集まる深夜食堂は美味いというのと同じなんだな。
隣にはガスティニーツアも併設されているようだ。
ガスティニーツアはトラック運転手の簡易宿泊施設である。
腹ごなしを済ませて、ハバロフスクへ向けて突き進んだ。